3 公明党の連立離脱を受け、総理指名選挙で野党候補の一本化に向けた動きが進んでいます。14日、立憲民主党・日本維新の会・国民民主党の3党による幹事長会談が行われる見通しです。
維新 政策次第で自民と組む可能性も
閉幕した大阪・関西万博
13日、半年間の会期を終えた大阪・関西万博。一般来場者は2500万人を突破し、運営収支は最大280億円の黒字となる見込みです。
ミャクミャクと対面した石破茂総理大臣
来週にも退陣する見通しの石破茂総理大臣は公式キャラクターのミャクミャクと対面し、満面の笑みを浮かべました。
日本維新の会・吉村洋文代表
次の総理は一体、誰になるのか。政権交代を狙う野党の中でガギを握る一人が、野党第2党の日本維新の会・吉村洋文代表です。
衆院勢力図
維新が自民と組むのか。それとも立憲・国民と組み、野党が一本化するのか。それによって政界の勢力図が大きく変わることになります。
「きちんと立憲民主党と国民民主党で話をして」
「立憲民主党がですね、玉木さんを首班指名したらどうかという話をしています。もしそれが本気なのであれば、きちんと立憲民主党と国民民主党で話をして、まとめるべきだと思ってます。きちんと本当にまとまるのであれば、我々も真剣に話は聞きますというスタンスです」(ABCテレビ「newsおかえり」から)
一方で自民党との連立についてはこう述べました。
「副首都構想と社会保障改革。大きな柱2本になりますけど、この辺りについて高市さんがどのように考えているのかというのは、しっかり聞いてみたいと思います。それ次第だと思っています」
政策次第では自民党と組む可能性があることを示唆しました。
国民 政策一致なければ立憲と連立ない
国民民主党の玉木雄一郎代表
「内閣総理大臣どうするんだというなかで、立憲民主党の安住幹事長が首班指名の候補だということを言い始めて、この2〜3日、騒がしい毎日と」(玉木代表のYouTube「たまきチャンネル」から)
野党から次期総理候補として名前が挙がる国民民主党の玉木雄一郎代表。13日夜10時、自身のYouTubeチャンネルに生出演。寄せられたコメントに答えました。
「政策が一致しないのに何か組んで一緒にやることはない」
「『立憲民主党がいる限り不安定になると思います』立憲民主党との連携にすごく不安を感じておられる方が多いなと、コメント見てて感じますね。ただ、みなさんご安心ください。まずは政策本位ですから。政策が一致しないのに何か組んで一緒にやることはない。安全保障政策と原発を含めエネルギー政策というのが、これまでの我々と変わらぬ主張です。安全保障政策については、1ミリの揺らぎがあってもダメと思ってます」
各政党との協力に含み
政策が一致しなければ立憲民主党との連立はないと明言し、自民党だけでなく各政党との協力に含みを持たせています。
「『高市さん応援して頑張ってください』多いね『高市さん応援して』これも繰り返しになりますが、政策本位で判断していくと」
立憲 維新・国民と野党一本化を模索
立憲民主党の野田佳彦代表
野党の一本化による政権交代を狙っているのは、立憲民主党の野田佳彦代表です。
「十数年に一回しかチャンスがない。そのチャンスをつかみ取るために、懸命に努力をしていきたい」
「それにチャレンジしたいと思っています」
維新・国民民主との野党一本化を模索していますが…。
「(Q.場合によって政策が変わる可能性も?)話してみなければ分かりません。理解してもらえるかどうか、それにチャレンジしたいと思っています」
「(Q.玉木代表をどうご覧になりますか?)資質があるから公党の代表として長く活動されている。首班指名で勝ったらトランプ大統領と向き合うわけでしょ。相当な覚悟、度量が必要になってくる。覚悟があるか含めて、お会いして協議したいと思う」
14日に立憲・維新・国民の3党幹事長が会談予定
総理指名選挙での野党候補一本化を巡っては、14日に立憲・維新・国民の3党幹事長が会談を行う予定です。
自民 立憲の“多数派形成”に牽制
自民党の鈴木俊一幹事長
野党の協議次第では、政権を奪われる可能性も出てきた自民党。13日は表に姿を見せなかった高市早苗総裁に代わり、鈴木俊一幹事長が政局について語りました。
「基本政策が一致をしないところが集まって、一時数の上で形成されたとしても、問題がずっと続いていくんだと思います」
立憲民主党が多数派形成を呼びかけていることについて牽制(けんせい)しました。さらに…。
「首班指名はとっても大切で、何があっても(高市総裁が)首班を受けられるように最大限、今努力をいたしております。国民民主との会談については、今もう既にお互いやり取りをして調整をしております」
激化する与野党の駆け引き。迫る総理指名選挙。野党3党は、どのような決断を下すのでしょうか。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年10月14日放送分より)