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2025年10月14日 19:50

次の総理は誰に?立憲・維新・国民が会談 高市総裁は“公明離脱”を謝罪

次の総理は誰に?立憲・維新・国民が会談 高市総裁は“公明離脱”を謝罪
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 次の総理は誰になるのか。立憲・維新・国民の3党の幹事長会談が14日午後、終了しました。

立憲・維新・国民3党が会談

 政権交代へ、一枚岩になれるのか…?総理大臣指名選挙を巡る動きが活発化するなか、14日午後に始まったのは、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党による幹事長会談。

立憲民主党 安住幹事長
「あした午後から夕方になると思いますが、三党党首会談を開催します。野田代表、藤田共同代表、玉木代表の3人だけで会談をする」

 仮に、この3党がまとまれば、公明党が連立を離脱した今、数の上では自民党を上回ることになります。

立憲民主党 野田代表
立憲民主党 野田代表
立憲民主党 野田代表
「自民党から政権を奪うというのは十数年に1回しかチャンス巡ってこない大事な局面でございますので。しっかりとしたリアルパワーの塊を持って、野党の連携に臨み与党に化学反応を起こしていきたい」

 維新の吉村代表は、依然、静観の構え。

日本維新の会 吉村代表
日本維新の会 吉村代表
日本維新の会 吉村代表
「まず立憲民主党と国民民主党、そこでしっかり話をまとめてもらいたい。そのうえで本当にまとまるのであれば、我々もしっかりと聞いていきたい」

 立憲側が“有力な総理大臣候補”として挙げる国民民主・玉木代表は、14日も従来の主張を繰り返しました。

国民民主党 玉木代表
国民民主党 玉木代表
国民民主党 玉木代表
「やはり基本政策の一致が、仮に政権を共にするということがあれば不可欠であって。安全保障政策、原発を含むエネルギー政策、一致させておかないと政権もガタガタしますし、立憲民主党に現実的な安全保障政策に転換されることを求めていきたい」

 その国民民主・榛葉幹事長は、野党3党による会談の前に公明党・西田幹事長と、その前には、政権与党・自民党の鈴木幹事長とも国会内で会談しています。

国民民主党 榛葉幹事長
「枠組みありきではなくて、どことどこが連立を組むとか数合わせではなくて、政策実現には我々は協力しますから。対決より解決だと」

 自民党としても、手をこまねいているわけにはいかないようです。

自民党 鈴木幹事長
「国民民主党と今後連携をして、日本の政治の安定、それを通じて国民の利益をしっかりと守る政治を進めていきたい。政治とカネについても協議体を設けて両党で議論を深めていくことを話し合った。高市総裁と玉木代表との党首会談の申し入れをしたところであります」
「(Q.首班指名の連携は呼び掛けた?)首班指名については当然ですね」
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懇談会終了後の声

 与野党の駆け引きが激しさを増すなか、自民党は14日、立憲民主党に臨時国会を21日に召集する方針を伝えました。

 「総総分離」…総裁と総理を別の人が務める異例の状況が、ようやく終わるのでしょうか?

高市総裁が公明党の連立離脱の経緯や今後の党運営について説明
高市総裁が公明党の連立離脱の経緯や今後の党運営について説明

 そして、14日午後、自民党本部で開かれたのは、両院議員懇談会。高市総裁が、公明党の連立離脱の経緯や今後の党運営について説明しました。

自民党 高市総裁
「本当にご多用の中ありがとうございます」

 連立崩壊については閣僚からも発言が相次いでいました。

小泉農水大臣
「この26年間のなかで、さまざまな政策実現を共に汗をかいていただいたことに対する感謝と敬意の思いは、これからもまったく変わりはありません」
中谷防衛大臣
「共に努力を続けてきたパートナーでありましたが、連立解消になったということで大変残念に思っております」
村上総務大臣
「やはりもうちょっと友党というか、他党に対してももっと慎重な対応をすべきだったんじゃないのかなと。ちょっと“覆水盆に返らず”ですけどね」

  実は14日の懇談会、自民党幹部によると役員会の場で、高市総裁が「自公党首会談について報告したい」と切り出し開催が決まったそうです。

 自民党議員は高市総裁の説明に納得したのでしょうか?

自民党 片山さつき参院議員
「非常に全体の雰囲気としてはサポーティブでありました。最後の取りまとめが『首班指名まで時間は限られているけれども心一つに自民党一致団結して国家のために日本のために頑張る』と」
自民党 船田元衆院議員
「仮に首班指名があった場合には多数をとれるように、最後の努力を全力でやりたいと決意の話がございました。一方で、案外、首班指名選挙を必ずやらなければいけないわけではないと。場合によっては石破総理のままで目先の懸案をきちんと処理していただいて、少し落ち着いた段階で首班指名を行って、その時に高市総理ということになると。そういう時間差を置いて対応することも一案ではないかという意見が、5〜6人からそういう話がでました」
自民党 鈴木宗男参院議員
「石破内閣が総辞職しない限り内閣は続くわけだから、ここは少し時間をかけてでも公明党との関係を再構築すべく最善を尽くすべきではないかと、そういう話をしました」
自民党 高市総裁
自民党 高市総裁
自民党 高市総裁
「公明党には26年間どんなに厳しい時も一緒に歩んでいただいた感謝を申し上げた。今回の連立離脱は私の責任なので皆様におわびを申し上げた。そのうえでやはり衆院も参院もこれは比較第1党なので、しっかりと安定した政権を作っていくのが国家・国民のために非常に重要と申し上げた。首班指名の瞬間ぎりぎりまで、私自身もこの3日間、連休の間も作業を続けてきたが、執行部でも手分けして一生懸命、合意できる政党と一緒に歩めるよう努力するので、多くの国会議員の皆様のお力もお借りしたいし、ご協力も得たい旨を申し上げた」
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