政治

グッド!モーニング

2025年10月17日 12:37

維新・吉村代表、国会議員の大幅削減を要求 連立に向けた自民との政策協議で提示

維新・吉村代表、国会議員の大幅削減を要求 連立に向けた自民との政策協議で提示
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 連立に突き進む自民党と日本維新の会の交渉が大詰めを迎えています。維新側は「食品の消費税ゼロ」と「企業団体献金の禁止」を求めましたが、16日は折り合えませんでした。吉村洋文代表は「国会議員の大幅な削減を本気でやれるかがポイントだ」と新たな要求も飛び出しました。

吉村代表「国会議員の削減を」

 報道ステーションに出演した吉村代表が訴えたのは、国会議員の数を減らすことです。

「目の前の物価高対策、これは絶対にやらないといけません。政治改革の一丁目一番地、一番難しいのは議員定数の削減」
「国会議員の大幅定数削減。衆議院で500人近くいる。これをまず本気でやれるかどうか、ここがポイントだと思います」
「そこは譲りません。めちゃくちゃ高いハードルです。それくらいやらないと、日本の改革なんてできないです」
自民と維新は2日連続で政策協議
自民と維新は2日連続で政策協議

 この7時間前、自民と維新は2日連続で政策協議に臨んでいました。

 「寝られていますか?」「いろんなことでね…」「私も寝不足が続いています」など、カメラの前では笑顔を交えた会話が弾みます。

食品消費税ゼロ折り合えず

 維新側は連立の条件として「社会保障改革」や「副首都構想」など12項目を提示しましたが、「食品消費税の2年間ゼロ」「企業団体献金の廃止」については折り合いがつきませんでした。

自民党 小林鷹之政調会長
自民党 小林鷹之政調会長
自民党 小林鷹之政調会長
「現時点で、すべて合意に至ったというわけではございません。憲法あるいは公党の在り方、外交安保・エネルギー、こうした国家運営の軸となる、基盤となる政策について基本的なところは一致していることを確認させていただきました」
日本維新の会 藤田文武共同代表
日本維新の会 藤田文武共同代表
日本維新の会 藤田文武共同代表
「どこまですり寄れるか、また我々の意見をのんでいただけるか、あす以降もう一度協議をするというぐらいしか、きょうは言えないです」
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企業団体献金の廃止も要求

 なかでも、ネックになっているのは「企業団体献金の廃止」です。

自民党関係者
「自民党にとっては最大の活動資源で、そこを廃止しろというのは自民党を潰すという話だ」
維新党内
「まずは自民が維新の主張をどこまでのみ、きちんと履行できるかを見極めないと」
維新側が求める条件は公明党よりも厳しいもの
維新側が求める条件は公明党よりも厳しいもの

 維新側が求める条件は公明党よりも厳しいものです。

 連立を離脱した公明は企業団体献金を政党本部と都道府県単位の組織に限定する案でしたが、維新は「廃止」です。

藤田共同代表
「(Q.企業団体献金の廃止を自民党がのまない場合、連立は成立する?)最終最後お互いが決断し、そして握手するまではどうなるか分かりません」
「何らかの形で1歩でも2歩でも進めたい」
「何らかの形で1歩でも2歩でも進めたい」

 16日、吉村代表もこう述べました。

「企業団体献金について僕らは廃止。自民党は透明化ということを掲げている。ここには溝があると思っていますが、ここを何らかの形で1歩でも2歩でも進めたいと思っています」
自民党 麻生太郎副総裁
自民党 麻生太郎副総裁

 自民党は臨時の役員会で、今後の対応を高市総裁と鈴木幹事長に一任することを決めました。

自民党幹部
「最後がとにかく大事なんだから、最後まで油断したらダメ。企業団体献金は公明党が言ってきているような案は絶対にダメ」
維新党内
「期限を区切らずにだらだら先延ばしするのが自民党のやり口。数合わせの連立では、公明のように足元みられて終わる」
参政党 神谷宗幣代表
参政党 神谷宗幣代表

 高市総裁は参政党の神谷宗幣代表も訪問。総理指名での協力を呼びかけました。

「我々のスタンスは独立独歩でいくということ。国益を最優先した行動しますということです。腹を割って話せたかなと思いますので、それを受けて党でも1回もんで検討することになると思います」

 自民・維新・参政がまとまれば過半数を超えます。自民と維新の協議は17日も行われます。

(「グッド!モーニング」2025年10月17日放送分より)

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