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日本政府が外国人を対象にした負担増ラッシュを検討しています。長引く物価高で国民に新たな負担を求めにくいなか、反発を受けにくい外国人から不足する財源を確保する狙いもあるようです。
政府が外国人訪日ビザ値上げ検討
外国人観光客でにぎわう東京・銀座。朝日新聞などによると、政府は訪日ビザ発行の手数料や出国税などを値上げする方針です。
買い物客
「引き上げるのはいいこと。財源も少ないし、申し訳ないですけど。外国の方からの財源で(人出の)整理や警備員を増やして」
「引き上げるのはいいこと。財源も少ないし、申し訳ないですけど。外国の方からの財源で(人出の)整理や警備員を増やして」
買い物客
「めっちゃいいと思うけど、買い物をしているのは外国人。経済回らなそう。お店側は痛そう」
「めっちゃいいと思うけど、買い物をしているのは外国人。経済回らなそう。お店側は痛そう」
現在の日本のビザ発行手数料は、1回の入国にのみ有効な「一次ビザ」が3000円ほどです。およそ50年間、一度も値上げをしていません。
一方、各国は引き上げを重ねていて、主要7カ国では1万円から3万円程度です。政府は来年度にも欧米並みに引き上げるということです。
新たに始めるビザなしで入国する外国人の事前審査。アメリカの40ドル、日本円でおよそ6000円を参考に手数料を取る方針です。
また、現在1000円の「出国税」も3000円程度に値上げの可能性があり、日本人からも徴収されます。これらの収入をオーバーツーリズムの緩和や審査を厳格化する費用に充てるとしています。
また、朝日新聞によると、それらの費用を大幅に上回る収入を確保すれば、高校授業料の無償化拡大の財源にする案も政府内で出ているということです。
17日、各社で株価が下落した百貨店から次のような声が聞かれました。
高島屋
「訪日する客数が減少すれば、百貨店の利用者数にも影響する可能性があります。引き続きお買物を楽しんでいただけるよう取り組んでまいります」
「訪日する客数が減少すれば、百貨店の利用者数にも影響する可能性があります。引き続きお買物を楽しんでいただけるよう取り組んでまいります」
(「グッド!モーニング」2025年10月20日放送分より)
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