政治

報道ステーション

2025年10月22日 00:56

【速報】経済対策・外交…初の女性…高市新総理(64)が就任会見

【速報】経済対策・外交…初の女性…高市新総理(64)が就任会見
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自民党の高市早苗総裁が、第104代の総理大臣に選出されました。女性が総理大臣に就任するのは、憲政史上初めてのことです。

高市氏が、総理大臣として初めての記者会見に臨みました。

「皆さま、こんばんは。第104代内閣総理大臣に任命されました高市早苗でございます。本日、北海道白老町の農場におきまして、簡易検査の結果、鳥インフルエンザの疑い事例が確認され、現在、北海道がPCR検査を実施中でございます。新内閣におきましても、関係各省、道庁等が緊密に連携し、高い緊張感を持ってこの対応に万全を期す考えでございます」

組閣に時間「心よりおわび」

高市新総理
「さて、まず、新内閣が成立するまでに時間を要したことにつきまして、国民の皆さまに心よりおわびを申し上げます。ここからは、国家国民のため、全力で変化を恐れず、果敢に働いてまいります。そのための内閣を、本日、つくり上げました。国家・国民のため結果を出していく強い日本をつくるため、絶対にあきらめない、そう決意をいたしております。

維新の同志に感謝

高市新総理
「一度ならず、二度敗れても、自民党総裁になることをあきらめませんでした。強い日本経済をつくり上げ、外交安全保障で日本の国益を守り抜く。私には明確な決意がございました。厳しい野党時代も含め、26年間の長きにわたる公明党の皆さまのご協力に改めて深く感謝を申し上げます。しかし、政治の安定なくして、力強い経済政策も、力強い外交安全保障政策も実現していくことはできません。日本を再起させたいとの思いで政策合意までたどり着くことができた。日本維新の会の同志の皆さまに感謝を申し上げます。そして、精力的に協議を行ってくださいました、すべての関係者の皆さまに心より敬意を表します。物価高対策、首都機能のバックアップ体制、また社会保障改革、そして憲法改正。両党の政策合意を基礎に、ともに手を携えて、政策実現に取り組んでまいります。また、身を切る改革としての議員定数削減にも合意をいたしました。私どもの内閣といたしましても、国会議員から任命をされる。私を含む総理大臣を含む閣僚等の給与につきましては、議員歳費を超える閣僚等としての給与を受け取らない法改正に取り組む所存でございます。さらに、私は、すべて国家、国民のため多数を形成し、政治を安定させる、その思いを共有する全ての野党の皆さまに、引き続き、協力を呼びかけてまいります。私たちの基本政策と矛盾しない限り、原則として政策提案を受け入れる方向で前向きに議論をしてまいります。最大限の柔軟性を発揮していく準備が、私たちにはございます。それが国家・国民のためであるならば、決してあきらめない。これがこの内閣の不動の方針でございます」

経済対策について

高市新総理
「初閣議におきまして、経済対策の策定を指示いたします。国民の皆さまが直面している物価高への対策をしっかりと講じていく。ガソリンの暫定税率は、速やかに廃止する考えでございます。さらには、野党の皆さまのご意見にも耳を傾けながら、いわゆる『103万円の壁』も引き上げてまいります。手取りを増やし、家計の負担を減らす。そのための経済対策です。米国の関税による影響の緩和にも万全を期してまいります。また、この内閣における成長戦略の肝は、危機管理投資でございます。経済安全保障、食料安全保障、エネルギー安全保障など、さまざまなリスクや社会課題に官民、手を携えて先手を打って行う。戦略的な投資でございます。世界共通の課題解決に資する製品・サービス、インフラを提供できれば、さらなる日本の成長につながってまいります。未来への不安を希望に変え、経済の新たな成長を切り開いてまいります。その大胆な取り組みを、ここから始動いたします」

外交について

高市新総理
「来週は、マレーシアでのASEAN関連首脳会議。韓国ではAPECも開催されます。多くの国の首脳と顔を合わせる絶好のチャンス。自由で開かれたインド太平洋を外交の柱として、引き続き、力強く推進し、時代に合わせて進化させ、基本的価値を共有する同志国やグローバルサウス諸国との連携を深める。そうした機会としたいと考えております。また、トランプ大統領と早期にお会いをして、日米関係をさらなる高みに引き上げてまいります。日米関係は、この同盟国として、日本の外交安全保障政策の基軸でございます。2国間の課題にとどまることなく、インド太平洋地域の課題から中東情勢、欧州、ウクライナに至るまで、日本と米国が直面する課題につきまして、率直な意見交換を通じ、首脳同士の信頼関係を深めてまいります。日本の国益を守るため、世界の真ん中で咲き誇る、日本外交を取り戻します」

決断と前進の内閣

高市新総理
「内から外から、日本は大きな危機に直面しています。立ち止まっている暇はございません。全力で変化を恐れず、果敢に働く。初日から全速力で、トップスピードで、閣僚の皆さんには、それぞれの分野で任務を果たしていただきます。衆議院、参議院ともに自民党と日本維新の会を合わせても過半数には及ばない。少数与党による厳しく、また、困難な船出でございます。それでも、私はあきらめません。この内閣は、決断と前進の内閣です。国民の皆さまとともに、あらゆる政策を1歩でも2歩でも前進させていく。どうか国民の皆さまのお力をお貸しください。新しい内閣の船出に、どうか国民の皆さまのご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。私からは以上でございます」
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