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「決断と前進の内閣」と自らの内閣を命名した高市早苗総理大臣(64)。発足から一夜明け、本格始動となった22日は早速、危機管理対応に追われることになりました。
小泉防衛大臣「万全期す」
高市内閣は慌ただしいスタートとなりました。
「ミサイルのことがありまして、予定変更しましたので、後ほど」
飛び込んできたのは、北朝鮮のミサイル発射の情報です。
「国民の皆様の安全に万全を期すために、ただ今、防衛大臣・外務大臣に引き続き必要な情報の収集、分析を行うよう指示をしたところでございます」
日本の平和と安全を守る防衛大臣に就任したのは、小泉進次郎前農水大臣(44)です。
「必要な情報の収集・分析を行うなど、その対応に万全を期しているところです」
その9時間前には、農水省で職員の見送りに笑顔で応じていました。
「ありがとう。ありがとう。せっかくだから、2人両脇に立って」
その小泉氏から農水大臣を引き継いだ鈴木憲和氏(43)。初日から北海道で発生した鳥インフルエンザの対応に追われました。
「北海道の鈴木知事にもお電話をさせていただきました。初動対応が肝心でありますから、緊密な連携をとらせていただく(と話した)」
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小泉農政見直し 新農水大臣
農水省の官僚出身で、2年前には農水副大臣に起用された鈴木大臣。4カ月前の復興副大臣の時には、こんな発言をしていました。
「課題はみなさんが欲しいと思っている価格の安いコメがないということ。本来、国がやるべきことは備蓄(米)を放出することではなくて、すべての国民の皆様に平等にいきわたる物価高対策をやることだと私は思っています」(6月)
備蓄米について、22日の就任会見でもこう述べました。
「量が足りない時はしっかりと出すと。量が足りていなければ出さない。これが基本だろうと。価格はマーケットの中で決まるべきものだろうと思います」
備蓄米について、前政権では価格の高騰を抑えるため放出しましたが、鈴木大臣はコメの全体量が不足した時に放出するものだとしています。
(「グッド!モーニング」2025年10月23日放送分より)
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