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ABEMA NEWS

2025年10月29日 07:00

「東大の山口百恵」初の女性財務大臣・片山さつき氏の人物像 女性誌のモデルを務めたことも 元同僚は「台風みたいな人」と証言

「東大の山口百恵」初の女性財務大臣・片山さつき氏の人物像 女性誌のモデルを務めたことも 元同僚は「台風みたいな人」と証言
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 自民党の高市早苗氏が日本初の女性総理に選出され、新内閣が発足した。そんな女性総理の下、初の女性財務大臣として起用されたのが片山さつき氏だ。いったいどんな人物なのか。

【映像】「東大の山口百恵」と呼ばれた頃の片山さつき氏(写真あり)

 片山氏は1959年、埼玉県生まれ。小学校の頃から「優等生」だったと同級生は振り返る。片山氏と小学校の同級生のシェフ・デ・ブッチョの小野保重さんは「小学校の5年と6年の時が同級生で、一緒に学級委員をした」と語る。

「勉強はもちろんオール5だろうけど、それ以上に音楽とか美術とかそういうセンスがとっても良かった。ただ一つ体育はダメだった。ドッジボールとかやってもボール投げられないし、そこだけ僕たちがつけいる隙があるというか」(小野さん)

 1978年、東京大学法学部に入学。ついた異名が「東大の山口百恵」で、女性誌のモデルも務めたほどだ。東大卒業後は大蔵省に入省。出世コースとも言われる主計官を女性初で務めた。

 2005年、46歳の時に「小泉チルドレン」として衆院選に自民党公認で出馬し初当選。その年に経済産業大臣政務官に抜擢され、第4次安倍改造内閣で、地方創生担当大臣で初入閣した。その際、シルバーの華やかなドレスが話題になったが、片山氏は前回の入閣時について「(前回は)半袖がダメだって知らなかった。今回は長袖を持っています。しかも厚手にしました」と語っている。

 そして今回、大臣として初登庁の際にはパープルの華やかなジャケットをチョイスした。かつて女性初の「主計官」として働いた“古巣”に帰ってきた。

 今から21年前、片山氏が財務省時代だった頃の貴重な映像が残っていた。映像内では「明日は朝、与党合同会議、9時から議員会館で。寝る暇ないです。ちょっと買い物して帰ります」と語っていた。

 そんな寝る暇もないほど働いていた片山氏を間近でみていた人物がいる。元衆議院議員で財務省出身の桜内文城氏だ。桜内氏も東大法学部出身で、片山氏の後輩として1年間、机を並べ仕事をしていたという。

 桜内氏は「ほとんど女性がいない世界ですから。でも彼女の言動を見ていたら、男と間違うというか、非常に勇ましい方。すごくきちっとしていますよ。もう完全無欠というか完璧」と語った。

「僕は全然大丈夫だったが、ちょっと周りの人たちは、本当に吹き飛ばされていくような、“台風みたいな人”だと言っていたが、僕はちょうど台風の目の中に入って安全だったと。そういう感じでしたね」(桜内氏)

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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