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2025年11月5日 20:12

国会論戦2日目 国民・玉木代表 “野党”公明党も 物価高対策は「おこめ券」?

国会論戦2日目 国民・玉木代表 “野党”公明党も 物価高対策は「おこめ券」?
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 真っ先に話題に挙がったのは「おこめ券」でした。国会論戦2日目、高市早苗総理大臣は物価高対策について、5日も追及を受けました。

物価高切り札は「おこめ券」?

立憲民主党 吉田晴美代表代行
「食料品の値上がりで国民不安が高まっています。とりわけ私たちの主食であるコメの高騰です。わずか1年半で2倍以上に値上がりしています。これは異常事態です」

 物価高対策はどうなるのか。代表質問2日目、まずは高値が続くおコメについて…。

立憲民主党 吉田代表代行
「コメ高騰の対策として、鈴木農水大臣はおこめ券をあすにも配りたいと意欲を見せていらっしゃいます」

 コメを買うことができる「おこめ券」に意欲を見せているのが鈴木憲和農水大臣です。

鈴木農水大臣
鈴木農水大臣
鈴木農水大臣
「物価高対策の中でおこめ券を含めて、おこめクーポンを含めて、対応するのが今すぐにできることだと」
立憲民主党 吉田代表代行
「おこめ券の補助をこの臨時国会で補正予算に入れますか。全世帯に配られますか」
高市総理大臣
高市総理大臣
高市総理
「コメも含めた足元の物価高に対しては、地域の実情にあった的確な支援をお届けできるよう、重点支援地方交付金の拡充などについて、検討の指示をしたところです」
重点支援地方交付金とは
重点支援地方交付金とは

 重点支援地方交付金とは、昨今の物価高騰による影響を考慮し、各地方自治体が実施する取り組みに対して国が支援する交付金です。

 この自治体が決める交付金の使い道の一つとして、「おこめ券」の活用も検討される見通しです。

自民党関係者
「おこめ券って、みんなありがたいのかなぁ?必要な地域は良いと思うけど、そうじゃない地域もあるでしょう」
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国民・玉木 “野党”公明党が注文

国民民主党 玉木代表
国民民主党 玉木代表
国民民主党 玉木雄一郎代表
「総理、国民はインフレに苦しんでいます。一刻も早く物価高騰対策を打つべきです」
「電気代、ガス代対策は具体的にどのような水準を考えていますか」
「寒さの厳しい冬の間支援を行う」
「寒さの厳しい冬の間支援を行う」
高市総理
「電気・ガス料金につきましては、寒さの厳しい冬の間支援を行うこととしております」

 また 物価高対策として動き出したのが、ガソリン税の暫定税率廃止です。与野党6党は5日、来月31日に廃止することで正式に合意。

来月11日には5.1円補助金の額を増やす
来月11日には5.1円補助金の額を増やす

 現在ガソリン価格は、1リットル当たり10円の補助金が支給されていますが、今月13日と27日に5円ずつ、来月11日には5.1円補助金の額を増やすことで暫定税率廃止と同じ水準までガソリン代が安くなることが決まりました。

 廃止に伴い、年間1.5兆円の税収入が減る見込みですが、代替財源については結論を1年程度先送りしました。

国民民主党 玉木代表
「ガソリン減税についても、高市総理のおっしゃる『増税なき税収増』を目指す方針を堅持するのか伺います」
高市総理
「税率を上げずとも税収を増加させることを目指してまいります」

 連立を離脱した公明党は、衆議院議員の定数を1割程度削減する方針にこう注文をつけました。

公明党 斉藤代表
公明党 斉藤代表
公明党 斉藤鉄夫代表
「比例区のみの削減という声も聞きますが、それは多様性を排除し、少数の民意は切り捨てても構わないという考えで、民主主義の破壊に他なりません」
「各党各会派とも真摯な議論を重ねていきたい」
「各党各会派とも真摯な議論を重ねていきたい」
高市総理
「議員定数の具体的な削減案の策定および、その実現に向けましては、できるだけ幅広い賛同を得ることが重要でございます。今後与党内での検討とともに、各党各会派とも真摯な議論を重ねていきたいと考えております」
国民民主党 玉木代表
「与党の中からは議員定数削減を争点に、年内にも解散・総選挙との話も出ているやに聞きますが、そのようなことを考えているのか、高市総理の考えをお聞かせ下さい」
「今は解散について考えている余裕はございません」
「今は解散について考えている余裕はございません」
高市総理
「解散・総選挙につきましてでございますけども、今急ぐべきは物価高対策と申し上げてまいりました」
「政策を前に進めて行くことが重要であると考えておりますので、今は解散について考えている余裕はございません」
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