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代表質問2日目に臨んだ高市総理。
論戦の舞台は参議院へ。
高市総理の答弁は、陳謝から始まりました。
高市総理
「まず、佐藤副長官が、参議院本会議への登壇や、参議院の議員運営委員会理事会への出席ができない状況となるなど、国会運営に混乱をきたしていることについて、真摯におわびを申し上げます」
「まず、佐藤副長官が、参議院本会議への登壇や、参議院の議員運営委員会理事会への出席ができない状況となるなど、国会運営に混乱をきたしていることについて、真摯におわびを申し上げます」
参議院の代表質問では、参議院議員の中から起用された官房副長官が、壇上の席に座るのが通例です。しかし、壇上の席には、衆議院議員の尾崎官房副長官がつきました。
佐藤副長官は、いわゆる裏金議員の1人。野党側は、選挙での審判を経ていないにもかかわらず、高市総理が官房副長官に起用しことに
強く反発しています。さらに、自民党も野党の主張に同調したため、本来の役割を務められない、いわば“出禁”の状態となっているのです。
高市総理
「佐藤副長官は、若くて優秀な、将来の日本を担うべき参議院議員だと思います。こうした有為の人材には、再起の機会をお与えいただき、与野党の先生方にお育ていただきますことを、お願いを申し上げます」
「佐藤副長官は、若くて優秀な、将来の日本を担うべき参議院議員だと思います。こうした有為の人材には、再起の機会をお与えいただき、与野党の先生方にお育ていただきますことを、お願いを申し上げます」
佐藤氏の出禁が解ける見通しは立っていません。
午後は、再び衆議院へ。
国民民主党 玉木雄一郎代表
「与党の中からは、議員定数削減を争点に、『年内にも解散総選挙』との話も出ているやに聞きますが、そのようなことを考えているのか、高市総理の考えをお聞かせください」
「与党の中からは、議員定数削減を争点に、『年内にも解散総選挙』との話も出ているやに聞きますが、そのようなことを考えているのか、高市総理の考えをお聞かせください」
高市総理
「いま、とにかく急ぐべきは、物価高対策と申し上げてまいりました。経済対策をはじめ、お約束した政策を実行し、政策を前に進めていくことが重要であると考えておりますので、いまは、解散について考えている余裕がございません」
「いま、とにかく急ぐべきは、物価高対策と申し上げてまいりました。経済対策をはじめ、お約束した政策を実行し、政策を前に進めていくことが重要であると考えておりますので、いまは、解散について考えている余裕がございません」
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ひと際、議場が沸いた場面。
公明党 斉藤鉄夫代表
「公明党の斉藤です」
「公明党の斉藤です」
この場に立つのは、自民党との連立を離脱してから初めてです。
党内では、事前に、綿密な打ち合わせが行われていました。
公明党 輿水恵一衆院議員
「いよいよ公明党の斉藤代表が、本日、質疑致します。拍手は強く、声を張り上げて、しっかりと応援をしてまいりたい」
「いよいよ公明党の斉藤代表が、本日、質疑致します。拍手は強く、声を張り上げて、しっかりと応援をしてまいりたい」
公明党 中川康洋国対委員長
「冒頭、自民党に対して『改めて、この間の、自由民主党の皆さまのご協力に対し、心から感謝申し上げます』という一文がございます。ここで代表が、自民党に対し、一礼を申し上げますので、我々としても、感謝の思いを持って、拍手をさせていただきたい。その点も、よろしくお願いをしたいと思います」
「冒頭、自民党に対して『改めて、この間の、自由民主党の皆さまのご協力に対し、心から感謝申し上げます』という一文がございます。ここで代表が、自民党に対し、一礼を申し上げますので、我々としても、感謝の思いを持って、拍手をさせていただきたい。その点も、よろしくお願いをしたいと思います」
そして、迎えた代表質問。大きな拍手が起きます。
その後、政治とカネの問題をめぐり、こう迫りました。
公明党 斉藤鉄夫代表
「二度と政治の停滞を招かないために、いつまで経っても終わらない政治とカネの問題に、一刻も早く決着をつけるべきです。抜本的な政治改革を、与野党の枠を超えて、断固実現していこうではありませんか」
「二度と政治の停滞を招かないために、いつまで経っても終わらない政治とカネの問題に、一刻も早く決着をつけるべきです。抜本的な政治改革を、与野党の枠を超えて、断固実現していこうではありませんか」
高市総理
「当事者自身による会見等での説明、また、さまざまな関係者による事実関係の把握。解明の努力は、進められてきました。それぞれの議員が、丁寧に真摯に、説明責任を尽くしてきた」
「当事者自身による会見等での説明、また、さまざまな関係者による事実関係の把握。解明の努力は、進められてきました。それぞれの議員が、丁寧に真摯に、説明責任を尽くしてきた」
公明党 斉藤鉄夫代表
「結びに一言、申し上げます。強い国家も、強い経済も大切です。しかし、その政策の先に、人の顔は見えているのか」
「結びに一言、申し上げます。強い国家も、強い経済も大切です。しかし、その政策の先に、人の顔は見えているのか」
代表質問は、6日まで行われます。
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