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高市早苗総理大臣が臨んだ2日目の国会論戦で厳しいヤジが飛ぶなか、どう攻めるのか注目されたのは、公明党の斉藤鉄夫代表です。野党として高市総理と対峙した斉藤代表は「決意をうかがいます」と繰り返しました。
企業献金の存続「約束違反だ」
「我々はだまされたんですか?企業・団体献金を廃止しないのは、明らかに約束違反ではないですか?」
「約束違反」という強い言葉で切り込んだのは、れいわ新選組の高井崇志幹事長です。
30年前、政党交付金が導入されたのは、企業・団体献金の廃止と引き換えだったはずと指摘しました。
「私は当時、大学生でしたが、はっきり覚えています。コーヒー1杯分250円(税金相当額)は払いたくないけど、企業献金が禁止されるなら仕方ないと納得したことを。皆さん、30年前を思い出してください」
高市総理
「政党助成金を導入した当時、企業・団体献金の禁止がセットであるとの約束があったとは認識していません」
「政党助成金を導入した当時、企業・団体献金の禁止がセットであるとの約束があったとは認識していません」
代表質問2日目、激しい論戦もありましたが、国民民主党の玉木雄一郎代表はこう質問しました。
「『任期中、増税はしない』という方針で間違いないか」
高市総理
「税率を上げずとも、税収を増加させることを目指す」
「税率を上げずとも、税収を増加させることを目指す」
玉木代表
「与党の中からは、議員定数削減を争点に年内にも解散総選挙との話も出ている。そのようなことを考えているのか」
「与党の中からは、議員定数削減を争点に年内にも解散総選挙との話も出ている。そのようなことを考えているのか」
高市総理
「政策を前に進めていくことが重要であると考えておりますので、今は解散について考えている余裕がございません」
「政策を前に進めていくことが重要であると考えておりますので、今は解散について考えている余裕がございません」
追及というよりも“方針の確認”といった印象の質問になりました。
玉木代表
「3党合意(暫定税率廃止と年収の壁引き上げ)を守るつもりがあるのか、確認します。高市総理がこの2つを決断していただければ、国民民主党は政治の安定に向けた環境づくりに協力する方針です」
「3党合意(暫定税率廃止と年収の壁引き上げ)を守るつもりがあるのか、確認します。高市総理がこの2つを決断していただければ、国民民主党は政治の安定に向けた環境づくりに協力する方針です」
玉木代表は公明党が連立を離脱した新しい局面で、野党でありながら第三極として、あえて「協力の用意」を表明しました。
「3党合意が満たされるのであれば、信頼関係が醸成されるので、その先の連携のあり方については、さらに広げたり深めたりするのはあり得る」
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高市総理vs連立解消の公明
注目が集まったのは、初めて野党として質問に立った公明党の斉藤代表です。
「いつまでたっても終わらない政治とカネの問題に、一刻も早く決着をつけるべきです」
高市総理
「改めておわびを申し上げます」
「改めておわびを申し上げます」
斉藤代表は、連立離脱のきっかけになった政治とカネの問題で自民党を批判。しかし、「決意をうかがう」と4回発言。与党風の質問が目立ちました。
「政府・与党の方針と大きく異なる意見には声を強めて質問した。野党らしさを出せたのではないか」
(「グッド!モーニング」2025年11月6日放送分より)
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