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報道ステーション

2025年11月7日 01:32

国会“代表質問に”参政党・神谷代表 外国人政策で“距離感”は…高市総理と初論戦

国会“代表質問に”参政党・神谷代表 外国人政策で“距離感”は…高市総理と初論戦
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高市総理に対する代表質問は、6日が最終日です。

夏の参議院選挙で大きく躍進し、この国会から、代表質問の権利を手にした参政党の神谷代表。指名されたときには、すでに席を立ち、演台へと向かっていました。

握手

臨時国会初日、笑顔で握手を交わしていた2人。神谷代表によれば、開会に先立ち、高市総理から「参政党とは政策が近い」とも伝えられていたそうです。

しかし、6日は、高市総理が、一線を引く場面が目立ちました。

外国人政策をめぐっては。

参政党 神谷宗幣代表
参政党 神谷宗幣代表
「いま、国民が削減すべきと感じているのは、議員の定数ではなく、外国人の受け入れ数だと考えている」
高市総理
「人口減少に伴う人手不足の状況において、外国人材を必要とする分野があることは事実」
参政党 神谷宗幣代表
「実質的に無制限の受け入れが可能となっているのが現状。今後も外国人の受け入れを拡大していくのか、それとも抑制的に運用していくのか」
高市総理
高市総理
「一昨日設置した『外国人の受け入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議』で指示したように、今後の外国人の受け入れの基本的なあり方に関する基礎的な調査・検討を進めてまいります」

事実上のゼロ回答でした。

また、新型コロナのワクチンについて。

参政党 神谷宗幣代表
参政党 神谷宗幣代表
「公平な議論や検証が十分とはいえないまま、65歳以上などを対象とした定期接種の推奨が、いまだに続いています。方向転換の可能性を考えておられるのかどうか」
高市総理
高市総理
「新型コロナワクチンを定期接種に位置付けるにあたっては、審議会でその有効性・安全性を科学的知見に基づき評価するなど、継続的に評価しております。現時点では、重大な懸念は認められていません」

代表質問後、神谷代表は、こう述べました。

参政党 神谷宗幣代表
参政党 神谷宗幣代表
「(Q.外国人の受け入れについて、高市総理からは規制に言及がなかった)少し方向性が違うんだなとわかりましたので、予算委員会等でしっかりと聞いていきたい」

立憲民主党は、高市総理の考える“働き方改革”について取り上げました。
高市総理は、就任直後、上野厚生労働大臣に対して、残業時間に関する規制の緩和を検討するよう指示しています。

立憲民主党 塩村文夏参院議員
立憲民主党 塩村文夏参院議員
「労働基準法に基づく残業時間の上限は、命を守るための規制です。報道によれば、経団連は、当初“働きたい改革”として、規制緩和を前面に掲げていましたが、強い批判を受け、撤回しました。総理も、厚労大臣への指示を撤回されるのか」
高市総理
高市総理
「過労死に至るような残業を良しとはいたしません。ただ、残業代が減ることにより、生活費を稼ぐために無理をして、慣れない副業することで、健康を損ねる人が出ることも、心配をいたしております。厚生労働大臣への指示を撤回するかというお尋ねでしたが、指示の撤回はいたしません」

れいわ新選組の山本代表は、物価高対策について持論をぶつけました。

れいわ新選組 山本太郎代表
れいわ新選組 山本太郎代表
「国民の窮状を救うための現金給付は、理解が得られていないと撤回。総理、国民殺す気ですか。意味不明な言い訳をやめて、さっさと減税と給付金で、国民救ってもらっていいですか。総理、やりますか?やりませんか?」
高市総理
高市総理
「現金給付につきましては、いたしません」

論戦の場は7日から、予算委員会に移ります。

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