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反発がエスカレートしています。中国国防省は、高市早苗総理大臣を風刺する動画や静止画を多数投稿しています。また、中国国内では日本へのパンダの貸し出しを停止する可能性があるという報道も出ています。
「やけどする」背後に幽霊の風刺画
中国国防省のXから
「火遊びをする者はいずれやけどする」
「火遊びをする者はいずれやけどする」
中国国防省のXに投稿された爆弾を持った高市総理に似せた女性が船から落ちる動画。火をつける高市総理に似せた女性の後ろに幽霊がいる画像も。高市総理を名指しし、爆薬の上に座ってマッチに火をつける画像もあります。
高市総理の「台湾有事は存立危機事態になりうる」とした答弁へ抗議する投稿は、20日だけで5件に上っています。
日中局長級協議終了後には金井正彰アジア大洋州局長が、頭を下げたように見える場面が切り取られ、中国のSNS上で拡散している件について、茂木敏充外務大臣は次のように述べました。
「向こうの局長がポケットに手を突っ込んでいる中で、金井局長が何か頭を下げてるようなシーンと。決してそんな状況で会談が行われたわけではないと思っていて、金井アジア大洋州局長はしっかり日本の立場、反論をしている」
中国は国内へのプロパガンダだけではなく、日本への渡航自粛呼びかけや日本産水産物の輸入停止など、次々と報復を発表しています。
台湾総統「昼食はおすし」
こうしたなか、台湾の頼清徳総統は、鹿児島産のブリと北海道産のホタテだと説明して、中国政府の日本産水産物輸入停止に対抗し、魚介類の消費で日本を支援する姿勢を見せました。
台湾 頼清徳総統 (20日 頼清徳総統SNSから)
「きょうの昼食はおすしと味噌汁です」
「きょうの昼食はおすしと味噌汁です」
アメリカのグラス駐日大使も、次のように話しました。
アメリカ グラス駐日大使
「中国の経済的威圧の典型例です。我々は高市総理の味方です。我々は日本国民の味方です」
「中国の経済的威圧の典型例です。我々は高市総理の味方です。我々は日本国民の味方です」
一方、中国は24日にマカオで開催予定の日中韓の文化相会合を延期しました。
中国外務省 毛寧報道局長
「3カ国協力の基盤と雰囲気を壊したので、今は開催の条件が整っていません」
「3カ国協力の基盤と雰囲気を壊したので、今は開催の条件が整っていません」
南アフリカで開かれるG20サミットに合わせた日中首脳会談も「予定がない」と強調しました。
北京日報のSNSは20日、専門家の見解として、「両国関係の緊張が続けば中国はパンダの新たな貸し出しを停止し、日本からはパンダがいなくなる可能性がある」と伝えています。
(「グッド!モーニング」2025年11月21日放送分より)
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