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高市総理は、就任後、初めて福島県を訪れました。
大熊町にある中間貯蔵施設。原発事故の除染作業で生じた放射性物質を含む“除染土”が保管されています。住宅や畑を造成した土地に、2015年から運び込まれ、その量は、東京ドーム11杯分の約1400万立法メートル。2045年3月までに、県外で最終処分することが法律で定められていますが、その候補地は、まだ決まっていません。
高市総理
「本当に、ここまでの取り組み、どれだけの苦労があったか。大切な、ご自宅や先祖代々の土地を手放された方々の無念も、胸に深く刻ませていただきます。必ず、約束を守れますように、 特に、復興再生土(除染土)の活用。しっかりと進めていきたい。その後、復興再生計画もそろそろプランニングにかからなきゃいけない」
「本当に、ここまでの取り組み、どれだけの苦労があったか。大切な、ご自宅や先祖代々の土地を手放された方々の無念も、胸に深く刻ませていただきます。必ず、約束を守れますように、 特に、復興再生土(除染土)の活用。しっかりと進めていきたい。その後、復興再生計画もそろそろプランニングにかからなきゃいけない」
その後、廃炉に向けて作業が続けられる原子炉建屋に向かいました。視察中にも、線量計の警報音が鳴り響きます。
高市総理は、2051年の廃炉完了に向けた進捗状況の説明を受けました。今回の視察、被災地の復興支援に取り組む姿勢を示す狙いもありそうです。
高市総理
「皆さまのお仕事は、心から誇りに思っていただいていいお仕事。胸を張って胸を張って、新しいチャレンジを続けていかれる素晴らしいお仕事。一緒に力を合わせて、福島の復興なくして、日本の再生なし」
「皆さまのお仕事は、心から誇りに思っていただいていいお仕事。胸を張って胸を張って、新しいチャレンジを続けていかれる素晴らしいお仕事。一緒に力を合わせて、福島の復興なくして、日本の再生なし」
エネルギー政策の柱の1つに原子力の活用を掲げる高市総理にとって、目の前にある課題が、福島の復興です。
高市総理(9月・総理出馬会見)
「まずは、安全確保を前提にした原子力発電所の稼働。そして、シンプルで安全性の高い次世代革新炉の実装」
「まずは、安全確保を前提にした原子力発電所の稼働。そして、シンプルで安全性の高い次世代革新炉の実装」
再稼働に向けた動きは、全国各地で進んでいます。
現在、33基のうち14基がすでに再稼働していて、東京電力柏崎刈羽原発6号機が、早ければ、来年1月にも再稼働する見通しです。
新潟県の花角知事は、2日の議会で、その方針を改めて表明しました。
新潟県 花角英世知事
「県民に対し、原発に関する正確な情報提供と、安全・防災対策の周知を継続して行うことで、再稼働に対する理解が広がると判断した」
「県民に対し、原発に関する正確な情報提供と、安全・防災対策の周知を継続して行うことで、再稼働に対する理解が広がると判断した」
さらに、北海道電力が2027年の早い時期の再稼働を目指している泊原発3号機。北海道の鈴木知事は、容認する考えを示しています。
こうしたなかで、先が見通せない状況が続く福島第一原発の廃炉計画。
燃料デブリの取り出しという高い壁が立ちはだかっています。約880トンのデブリに対し、これまでに回収できているのは、約0.9グラムです。
視察を終えた高市総理。
高市総理
「2051年までの廃止措置終了に向けて、安全確保を最優先。地元の理解を得ながら取り組むよう、東京電力を指導し、国も前面に立って、最後まで責任を持って取り組む」
「2051年までの廃止措置終了に向けて、安全確保を最優先。地元の理解を得ながら取り組むよう、東京電力を指導し、国も前面に立って、最後まで責任を持って取り組む」
さらに、除染土の処理計画を新たに策定することも明らかにしました。
高市総理
「高市内閣として、政府として、責任を持って、ロードマップ取り組みを進め、段階的に2030年以降の道筋についても示したい。新たに約束をします。やはり福島の復興は、長い道のりであり、決して風化させてはならない」
「高市内閣として、政府として、責任を持って、ロードマップ取り組みを進め、段階的に2030年以降の道筋についても示したい。新たに約束をします。やはり福島の復興は、長い道のりであり、決して風化させてはならない」
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