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高市早苗総理大臣が先週、企業・団体献金を巡る議論の中で「そんなことより」と発言したことについて、野党が追及しました。
高市総理の謝罪や説明なし「不適切だと考えない」
高市総理に浮上した「政治とカネ」の問題。
立憲民主党 吉田忠智参院議員
「政党支部を通じて1議員が1企業から1000万円もの献金を受けることについて、どのように受け止めているか」
「政党支部を通じて1議員が1企業から1000万円もの献金を受けることについて、どのように受け止めているか」
高市総理が代表を務める自民党の「政党支部」が、政治資金規正法の上限を超える1000万円の寄付を都内の企業から受け取っていました。
高市総理
「政党支部は議員個人とは異なる別の主体であり、そのような政党支部を支持する企業・団体から寄付を受けること自体が不適切であるとは考えていない」
「政党支部は議員個人とは異なる別の主体であり、そのような政党支部を支持する企業・団体から寄付を受けること自体が不適切であるとは考えていない」
上限を超える献金を受け取っていたことについて、高市総理の謝罪や説明はありませんでした。
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高市総理の「そんなことより」発言に野党追及
企業・団体献金を巡っては、先週こんな一幕も…。
高市総理
「そんなことより、ぜひ野田元総理、定数削減やりましょうよ」
「そんなことより、ぜひ野田元総理、定数削減やりましょうよ」
野党側は、高市総理が政治資金問題を軽視しているのではないかと追及しました。
吉田参院議員
「裏金問題の解決よりも、議員定数削減のほうが大切なのか」
「裏金問題の解決よりも、議員定数削減のほうが大切なのか」
高市総理
「優先度合いを示す趣旨ではないことは言うまでもない」
「優先度合いを示す趣旨ではないことは言うまでもない」
実は、高市総理が「不適切ではない」と主張する、政党支部への寄付こそ、与野党が相容れない核心部分です。
企業・団体献金の見直し 法案審議入り
企業・団体献金の見直しに向けて、与野党が提出した法案の審議が3日に始まりました。
野党は、かねてから「政党支部は政治家の『財布』」と主張し、受け皿としては禁止すべきだと訴えているのに対し、自民党は「禁止ではなく公開の強化でよい」という立場です。
国会の会期末まで2週間と迫る中、公明党と法案を共同提出した国民民主党の玉木雄一郎代表はこう述べました。
「仮に議員定数削減法案を議論するにしても、政治と金の問題の解決につながる受け手規制の法案を先にしっかりと対応するのが筋だ」
与党は、維新肝煎り(きもいり)の議員定数削減法案を5日にも衆院に提出する方針です。
(「グッド!モーニング」2025年12月4日放送分より)
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