1
高市政権が発足しておよそ2カ月、最初の本格論戦の場となった臨時国会が17日に閉幕しました。高市早苗総理大臣は会見で解散総選挙について問われると、「考える暇はない」と否定しました。
18兆円補正予算「約束果たせた」
17日昼すぎ、官邸に運び込まれたのは大量の栄養ドリンクです。58日間に及ぶ臨時国会を労ったのでしょうか。
国会の閉会を受け、高市総理が記者会見に臨みました。
「まずは補正予算の成立という形で、国民の皆様とのお約束を果たすことができました」
総額およそ18兆3000億円の今年度の補正予算が可決・成立した臨時国会。物価高対策を最優先に進めてきた成果を強調しました。
内閣支持率は就任後から高い水準を維持。党内からは早期の衆院の解散・総選挙を求める声があることに対してはこう述べました。
「目の前でやらなきゃいけないことが山ほど控えておりますので、解散については考えている暇がございません」
実際、高市政権が取り組まねばならないことは山積しています。
その一つ、国民民主党と議論を続けている「年収の壁」を178万円まで引き上げることについては、17日に自民党の小野寺税調会長と国民民主党の古川税調会長が協議を行いましたが、結論は出ませんでした。
2党は、18日にも党首会談を行う方向で調整しています。
国民民主党 玉木雄一郎代表
「これできたら、またできたで、より信頼関係が醸成されて、その後の今後のですね、連携のあり方についても当然、幅も深さも広がっていくのかなと思っております」
「これできたら、またできたで、より信頼関係が醸成されて、その後の今後のですね、連携のあり方についても当然、幅も深さも広がっていくのかなと思っております」
しかし、立憲民主党からはこんな声が上がりました。
立憲民主党 野田佳彦代表
「高市総理の個人芸に頼っている自民党という感じがありますので、非常に逆に言うと独断専行で危ういなと思います」
「高市総理の個人芸に頼っている自民党という感じがありますので、非常に逆に言うと独断専行で危ういなと思います」
(「グッド!モーニング」2025年12月18日放送分より)
広告



