身近な製品が実は「軍事スピンオフ製品」。国会でそんなやり取りがあった。
参議院の予算員会で、国民民主党の榛葉賀津也氏が「総理、この言葉から何を連想されます? 電子レンジ、サランラップ、缶詰、ボールペン、腕時計、生理用ナプキン、GPS、パソコン、自動ドア、携帯電話、3Dプリンター、共通するものは?」と問いかけると、高市早苗総理は「軍事産業でございます」と回答。榛葉氏が「すべて軍事用品からのスピンオフです」といったやり取りがあった。
軍事スピンオフ製品とは、もともと軍事目的で開発された技術が身近な製品に転用されたもの。また、軍に採用されたことで普及した製品もある。GPS、携帯電話、電子レンジ、3Dプリンター、パソコン、自動ドア、腕時計、ラップ、缶詰、ボールペン、生理用ナプキンといったものがある。
文筆家・評論家の古谷経衡氏は「文具だとホッチキスがそう。ホッチキスって自動で針が出てくるが、あれは機関銃の弾込めの技術。それを文具にしようといって作ったのがホッチキス社という会社だ」と紹介。ABEMA的ニュースショーのMCを務める千原ジュニアは「カーディガンもそう。セーターだと(胸部分などが)傷ついたときに(治療のため)切らなければいけないが、カーディガンの形だとすぐ治療に移れる」とコメント。ジャーナリストの青山和弘氏も「腕時計は第一次世界大戦の時、塹壕のなかで時間を見られるために。懐中時計だと懐に手を入れられないからできた」と明かした。
予算委員会でのやり取りの意図について、青山氏は「軍事技術というのは軍需産業が生み出すもの。日本にも軍需産業というものはあるが、防衛輸出をしてはいけない三原則みたいなものがあって。つまり日本の自衛隊しかお客さんがいないと、あまりこういう開発にお金をかけられない」と説明。
「だから、もっと輸出をある程度は認めるべきだと。誰にでも輸出していいとなると“死の商人”などと言われるので、同盟国や本当に必要なところにだけ輸出するようにすると、日本の会社も開発力が出てくるのではないか、育てなければいけない、という流れの中での質問」と続けた。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
