中国が武力などで台湾に進攻した場合、日本は南西諸島をどう守ることができるのだろうか。
中国が軍事活動を加速化
まず中国軍の動きを見ていく。軍事活動を加速させている。
中国海軍の空母「遼寧」は先月5日、東シナ海で確認され、その後に沖縄本島と宮古島の間を通り、太平洋に進出した。さらに、遼寧から飛び立った戦闘機が日本の自衛隊機にレーダーを照射したこともあった。その後12日にかけて周辺を一周した。この間、戦闘機などが約260回、遼寧から発着するのが確認された。
さらに中国は、軍事演習「正義使命−2025」を先月29日と30日に実施し、台湾を包囲した。演習の宣伝ポスターを見ると、盾が台湾に接近する飛行機や船を追い払っている。
中国人民解放軍東部戦区報道官は先月29日、「(台湾周辺での)訓練は外部などからの干渉勢力に対する厳重な警告となる」と述べた。ロイター通信によると、訓練の目的が外部からの軍事介入への「抑止」と初めて公に発言した。
米が警戒 日本も防衛強化
アメリカ国防総省も中国軍を警戒している。
アメリカ国防総省は先月23日、中国の軍事力に関する報告書を公表した。
中国軍の軍事力について、核弾頭備蓄数は2024年の約600発から2030年には1000発超えに。空母は現在の3隻から2035年には9隻になると予想している。来年末までに台湾進攻で勝利する能力を獲得することを想定し、着実な進展をしていると指摘した。
こうした中、日本は南西地域の防衛を強化している。
2010年代から日本政府は、与那国島、宮古島、石垣島へ自衛隊を配備する「南西シフト」を推進している。
小泉進次郎防衛大臣は先月21日、「一層厳しさを増す安全保障環境を踏まえれば、南西地域の防衛体制強化は喫緊の課題だ」と述べている。
米のベネズエラ攻撃 中国への影響は
そして、アメリカのベネズエラへの攻撃が中国の今後の動きに影響するのだろうか。
ウォール・ストリート・ジャーナルが、アメリカがベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、中国政府が台湾の指導部に対して同様の行動を試みる可能性があるとの見方を報道している。
民主党のマーク・ケリー上院議員は4日、SNSで「中国が台湾への攻撃を正当化するために利用するかもしれない」と述べた。
ただ、中国専門家らは、こうしたシナリオに疑問を呈しているという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2026年1月6日放送分より)




