高市早苗総理大臣の解散意向に続き、15日は立憲民主党と公明党が新党の結成で合意。衆議院選挙に向けた動きが加速しています。
“電撃解散”受け 野党に動き
「新党を立ち上げて戦っていくと」
「中道の旗のもとに集った新しい党で一緒に頑張っていきたいと」
突然吹き始めた解散風。野党が新しい風で対抗しようとしています。
15日午後、立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表が会談。新党結成で合意しました。
「中道の勢力が従来は与党と野党に分かれていましたが、中道勢力がまさに政治のど真ん中に居続けられるチャンスだと」
「これ、まさに日本の大きな曲がり角だと思うので、強い覚悟を持ってできるだけ多くの仲間が賛同して入って来るようにしていきたいと思います」
「新党名は、まだ決めていません」
「できればあしたあたりには決めて公表できるようにしていきたい」
目指すは「中道の政治」。右派と左派のどちらにも偏らず、現実的な解決策を追求する政治的な立場のことです。
「今、世界で分断と対立、そして極右・極左が台頭する中で、中道勢力を結集することが大切である」
「この中道の塊を大きくすることが、日本の政治にとっていかに大切か訴えて、この衆議院選挙に臨んでいきたい」
まずは衆議院で「中道改革路線」に賛同する人で新党を作り、参議院や地方議会では立憲民主党と公明党をそれぞれ残す形となるということです。
「新党ですか。選挙用の受け皿ですかね。非常に面白い。興味深い動きだなと思います。多くの自民党の議員は相当ビビっている方もいると」
新党について、国民民主党は…。
「加わりません。選挙最優先の政治が、日本停滞を招いてきたと。そんな古い政治ではなくて、国民生活最優先・経済最優先、新しい政治を仲間とつくっていきたい」
高市総理は14日、木原官房長官、自民党の鈴木幹事長、日本維新の会の吉村代表、藤田共同代表の5人で会談。来週23日に召集する通常国会で衆議院を解散、19日に記者会見を開いて国民に説明すると伝えました
“電撃解散”に3つの狙いあり?
後藤謙次氏
「大義もない。ギャンブル解散に近いと思う」
そこまでして解散することについて、後藤さんは3つの狙いがあるとみています。その1つ目は…。
「(Q.大きい要因は支持率?)はい。政権自体が、私はバルーン政権と名付けている。バルーンのようにヘリウムガスで上に高く上がっているが、ガスが抜ければ一発で急落する。普通の政権は柱を持っている。安倍さんは安倍派という大きな柱があった。岸田さんについても3頭政治という麻生さん、茂木さんの3人で政権を維持すると。多少人気が落ちても柱が残った。ところが高市さん場合はバルーンだから、潰れた時には柱が何もない」
2つ目の理由は、その高い支持率を下げる要因が通常国会にあるとみています。
衆議院の定数465。まず目指すのが「過半数」の233。法案を通すのに必要な議席数です。
次が「安定多数」の244。衆議院に17ある常任委員会で委員長ポストを独占できます。
そして「絶対安定多数」の261。委員長ポストを独占したうえで各委員会で過半数の委員を確保できるため、法案が確実に可決できます。
与党で安定多数の244議席。そこを狙わなければならない理由は他にもありました。
今回の解散を巡って高市総理は、自民党の重鎮・麻生副総裁と鈴木幹事長に事前に相談をしていなかったとみられています。
「もう1つ言えるのは、玉木雄一郎国民民主党代表が怒ってますよね。玉木さんにすれば、自分と合意した『178万円の壁』がパーになっちゃうかもしれないと。高市さん側からすれば、国民民主は『(連立に)来るぞ来るぞ』と言いながら、なかなかやってこないと。もうあてにならないと。ここでいったん国民民主との連立話はご破算にしようと。今回は国民民主、麻生副総裁という路線におさらばを告げたと」
高い支持率の間に選挙をすること。安定的な国会運営を目指していること。そして、真の意味での高市政権樹立を目指していることが、解散・総選挙の狙いではないかと後藤さんはみています。
(2026年1月15日放送分より)









