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2026年1月22日 14:54

自民と維新がガチンコ勝負の「大阪19区」 野党も参戦…激戦の行方は

自民と維新がガチンコ勝負の「大阪19区」 野党も参戦…激戦の行方は
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 衆議院の解散が23日となりました。そうした中、自民党と日本維新の会による与党対決が繰り広げられる、大阪の選挙区を取材しました。これまでは自民党と協力関係にあった公明党の票の行方も焦点となっています。

本拠地・大阪の維新

 前回の衆議院選挙で、大阪府内「全19小選挙区」に候補者を擁立し、すべて勝利を挙げた日本維新の会。今回連立を組んだものの、自民と維新の与党同士で議席を争うことになった「大阪19区」では…。

日本維新の会 伊東信久衆院議員
日本維新の会 伊東信久衆院議員
日本維新の会 伊東信久衆院議員(62)
「バタバタ感は否めないですね。こんなパターンあるんかって感じですけど。自民党さんが大阪の選挙区1区から19区まで全部(候補者)立てるということなので、うちに限らず、全員で与党対決になるとは思う」

 現役の医師で、当選4回の日本維新の会・伊東信久衆議院議員。

「(去年)10月21日に連立政権を組んだ時から、当面は選挙区調整はしないという方針が早々と出ていたので、維新も自民も立てて行ってそれでの連立なので、すぐにそれは簡単ではないことだろうという理解は党内でも出ていましたね。全国を見渡して選挙区調整すると、やっぱり不公平感が出ますし」

 そんな中、維新で発覚したのが「国保逃れ」問題です。

 日本維新の会に所属する地方議員6人が一般社団法人の理事に就くことで、本来支払わないといけない「国民健康保険料」を大幅に減額する、いわゆる「国保逃れ」です。

「国保逃れ」について
「国保逃れ」について
「除名という厳しい処分をとっていますし、世間の皆さまに誤解していただいて困るのは、兼業して社会保険に入っていること自体が悪いわけではないので。それを利用して法を悪用して国保から社保にということで、手取りを増やすという手法はよくないので」
「(Q.選挙戦について受け止め・大義は?)(衆議院選の大義は)自民・維新の連立政権の意味を問うというところ。意義を問うて信用を得ることが、政権運営をしていくうえで必要なこと」

 維新の本拠地である大阪で「議席」を争うのは、過去の衆院選で「2度」伊東氏に敗れている、「裏金問題」の渦中にいた自民党議員です。

「(高市総理の)推薦人ですから、やはり手ごわいお相手。気を引き締めていかなければなかなか戦えないと思っている。議席を死守していかなければいけないので、それはプレッシャーに感じますね」
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自民 “裏金問題”影響は

 朝8時、駅前で清掃活動を行っているのは、自民党元衆院議員・谷川とむ氏(49)です。

 前回の衆院選では、維新の伊東議員に敗れました。谷川氏は、安倍派の政治資金パーティーを巡る“裏金問題”で188万円の不記載が発覚。 前回の衆院選では比例重複が認められていませんでした。

自民党元衆院議員 谷川とむ氏
自民党元衆院議員 谷川とむ氏
自民党 谷川氏
「相手はそこ(裏金問題)ばかり言ってたって聞くので、それを聞かされている有権者の人からすると『けしからん』となって、票が離れていったというのはあるかもしれない」

 今回の衆院選出馬に関してはこう話しました。

「選挙もやっぱり(裏金問題の)影響があって落選したっていうのもありますし、いろいろ説明も尽くしていますし、禊(みそぎ)は済んだかなと思っています」
自民党 谷川氏(2024年衆院選)
「維新さんは横綱ですから、我々はそこに立ち向かって、チャレンジャーの気持ちで頑張ってきましたから」

 前回の衆院選で自民党は、大阪の小選挙区で維新に対し全敗。大阪自民にとって維新は、まさに“天敵”です。

自民党 大阪府連会長 松川るい参院議員
自民党 大阪府連会長 松川るい参院議員
自民党 大阪府連会長
松川るい参院議員

「大阪は維新さんの本拠地でもありますし、ありようによっては、我々が心配すべき状況もちろんあると思う」(2025年10月)

 因縁の相手との連立に関して懸念を示した大阪自民でしたが、谷川氏は、高市総理にこんなメッセージを送っていました。

「天下国家のことを考えている時に、自分の考えとか大阪の考えとか言うつもりは全くない。高市総裁は総理になることを最優先に考えて行動すればいいと」
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高市総理の元推薦人

 谷川氏は、2024年の自民党総裁選では高市総理の推薦人を務めました。

自民党 谷川氏(2024年衆院選)
「本日は高市早苗『姉さん』も応援に駆けつけていただきまして」
高市総理とは「姉さん」「とむ」と呼び合う仲
高市総理とは「姉さん」「とむ」と呼び合う仲

 高市総理とは「姉さん」「とむ」と呼び合う仲だといいます。

「高市さん寝てんのかなとか、お肌とか大丈夫かな、とか女性が言うので、パックとか化粧水とか、いっぱいこの間持っていったら、ものすごい喜んでくれていました」

 解散表明の直前にも谷川氏から高市総理へメッセージを送ったといいます。

「(解散表明の時に)消費税の減税まで踏み込めたらいいのになと送りました。(メッセージが)返ってきたけど、そこには触れずに、とにかく歯を食いしばって勝ってきてくださいって」

 前回の衆院選で敗れた維新は、今では、連立を組むパートナー。 与党同士となった、維新との対決を目の前にした思いは。

維新との対決を目の前にした思い
維新との対決を目の前にした思い
「元々ガチンコでやりたいというふうなことを僕は言ってましたので、向いてきている方向は一緒かもしれないですけど、根本的な考えはまだ違うと思っているので」

 一方で…。

自民党 谷川氏(2024年衆院選)
「比例区では公明党と皆さん力を合わせて」

 前回の衆院選で協力していた公明党は、去年10月に連立を離脱。さらに衆院選目前で、立憲民主党と新党を立ち上げました。

「公明党さんの票が、例えば全部向こうに行くってなったら、その分こっちでとればいいわけです、別のところから。それ以上でもそれ以下でもないですよね」
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中道“与党対決”に参戦へ

 去年2月、立憲民主党に入党し、今回、衆院選に初めて挑む、大阪19区の小羽根正代氏(55)。20日、関西国際空港に近い泉佐野駅周辺は、強風が吹き荒れていました。

 今回、自民と維新の与党対決に割って入った理由について、次のように話しました。

立憲民主党 小羽根正代氏
立憲民主党 小羽根正代氏
立憲民主党 小羽根氏
「やはり選択肢がないと(立憲の)政策に共感しているのに(大阪19区は)投票できない選挙区になっていた。政策に共感して頂ける国民の方に、しっかり投票していただきたいと思って今回、立候補しましたので。政策を地道に訴えていきたい」

 小羽根氏はすでに立憲に離党届を提出し、立憲と公明による新党、中道改革連合に合流したといいます。

 新党で選挙戦を迎えることについては…。

「生活者ファースト。国民に寄り添う。まずは物価高対策として、食料品の消費税0%を目指しておりますので、立憲民主党の政策から引き続き国民に寄り添う、しっかりとした政策を打ち出している新しい党として、みなさまに訴えていきたい」

 中道改革連合は、22日に結党大会を開き正式に発足する予定です。

「互いの政党がしっかりとタッグを組んで頑張っていきたい」
「互いの政党がしっかりとタッグを組んで頑張っていきたい」
「立憲民主党と公明党が一番良い政治になるようにしっかり協力して、今回は政権交代に向けて、お互いの政党がしっかりとタッグを組んで頑張っていきたいと思います」

 中道から出馬することで、立憲票に加え、公明票の上積みが期待できるか聞いてみると…。

「私自身はずっと活動しておりますので、党の方でしっかりと(対応)していただいていると考えております」
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中道に現職は警戒

 中道の存在に、強い警戒感を抱いているのが、維新の伊東議員です。

中道の存在に強い警戒感
中道の存在に強い警戒感
日本維新の会 伊東衆院議員
「我々も(立憲と公明の合流は)初めてのことなので、予想のつけようがないというのが正直なところ」
「(Q.公明票の行方は選挙戦を左右するのか?)いやいや、それはもちろん(公明票に左右)されると思いますね。選挙協力でもなく連立でもなく(立憲と公明が合流した)一つの党ですからね。その影響はやっぱり少なくはない」

 中道は大阪19区の“台風の目”になるのでしょうか。

「中道が出てくるまではね、なんとかいけるんちゃうかと思っていたんですけど、中道の存在は大きいでしょうね。(立憲と公明は)両方ともしっかりとした支持基盤がありますから」
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共産党は物価高対策訴え

共産党 北村みき氏
共産党 北村みき氏
共産党 北村みき氏(59)
「消費税減税、もう与党も言い出す。高市さんですら言い出すことになりました。やっぱりね、物価高の対策、消費税減税なんですよ」

 混戦の大阪19区、共産党からは今回で5回目の衆院選に挑む、北村みき氏です。これまで立憲と野党共闘を繰り広げてきた共産党。立憲と公明が手を組んだ中道改革連合に対してこう話しました。

「(中道は)野党共闘のパートナーにはなり得ない」
「(中道は)野党共闘のパートナーにはなり得ない」
「(中道は)野党共闘のパートナーにはなり得ないので。残念ながら(中道が)掲げているものが立憲主義を捨ててしまっているので。(立憲とは)目的で一致して連帯し共闘してきたわけですから、その目的が違うんだったら共闘のしようがない」

(2026年1月21日放送分より)

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