衆議院選挙は27日に公示、2月8日に投開票を迎える。
ジャーナリストの青山和弘氏は「以前、ローランドさんが言った『男は俺か俺以外か』。それに倣うなら今回は『高市総理か高市総理以外か』。それを国民に問う、いわば『ローランド解散』とも言える」と語る。
高市早苗総理は19日の会見で「なぜ今なのか、なぜ高市早苗が内閣総理大臣でいいのかどうか。今、主権者たる国民の皆さまに決めていただく、それしかない。そのように考えたからでございます」と述べた。
青山氏は、高市総理は支持率が高いうちに解散総選挙を打ち、国民の信任を得ることで政権基盤を少しでも強固にしたい狙いとみる。
青山氏が“ローランド解散”の背景を解説する。「『高市総理かそれ以外か』というのは、自民党の戦略に基づいたもの。つまり、今は高市総理の支持率はものすごく高い。70パーセント台もあれば60パーセントもあり、石破(茂)前総理の時は大体30パーセントそこそこだったのに比べれば、ものすごく上がっている。ただ一方で、自民党の政党支持率は石破氏が解散した時よりもちょっと低い数字もあり、決して自民党は高い支持率じゃない」。
さらに「今回の選挙で高市総理を支持する人を自民党の候補者に投票する方に持っていかなきゃいけない。だから、今回の選挙は自民党の候補者1人1人はいるけれども、この1票は高市総理かそうじゃないか、総理大臣を選ぶ選挙だから、私を支持している人は自民党に入れてくださいということを強調した。この前の記者会見では何度もそれを繰り返して、まさにこうした高市支持を自民党支持につなげたい思いが表れた言い方。それがこの“ローランド解散”につながっていると思う」と分析した。
では支持率が高い高市政権の選挙の課題は何か、青山氏が分析する。「まず大きな課題は、やはり高市総理の支持をどれだけ(自民党に)結びつけられるか。あと、参政党が実は今、高市総理を応援するのは私たちだと。つまり、自民党の中にも石破氏など高市総理の考えとは相入れない人たちがいる。だから総裁選が激戦になったけれど、そういう人たちのところに狙いをつけて候補者を立てていくと言っている。それで高市総理を応援すると。ただ、そうすると自民党の議席が減ってしまい、実は高市総理が窮地に追い込まれるので、『高市総理を応援する人は自民党に入れてください』と、先ほどのローランド戦法じゃないけれど、どれだけ浸透できるか」。
「一方で、国民民主党なども、高市総理の経済政策などがまだまだ緩い、自分たちが与党と野党の間にいるような勢力で、例えばガソリン税の暫定税率とか、この前の178万円に壁を引き上げた、ああいうのを実現するには、我々が伸びることが大事なんですよということが浸透するかどうか。逆に(自民党は)そうじゃないんだ、私たちもちゃんとやっているんですよということをどれだけ宣伝できるのかどうか。こういったところが自民党にとっては課題だと思う」
(『ABEMA的ニュースショー』より)