政治

報道ステーション

2026年1月29日 01:25

短期決戦で入場券間に合わず 投票所の確保できない事態も…期日前投票始まる

短期決戦で入場券間に合わず 投票所の確保できない事態も…期日前投票始まる
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“超短期決戦”となった衆院選。28日から始まった期日前投票にも影響が出ています。

多くの自治体で、入場整理券の到着が間に合っていません。どこで投票できるのかがわからず、戸惑った人が多かったようです。

杉並区役所の投票所に来た人
杉並区役所の投票所に来た人
「きょう一番に行こうと思って、最寄りの投票所がやっていなくて。この区役所だけしかやっていないと。不便だなと思って」
杉並区役所の投票所に来た人
「年寄りなので、バス乗ったり、歩いたり、一生懸命、来ました」

期日前投票の場所や方法は、自治体によって違うので、確認が必要です。

近年の期日前投票は、全体の3割以上を占めるなど、重要な手法となってきました。

杉並区役所の投票所に来た人
杉並区役所の投票所に来た人
「投票日が急に決まったので、その日に投票できない。毎回できれば選挙公報を待って、見て、それで投票するようにしている。今回は時間がないので、自分で情報を集めて投票した」
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◆解散から投票まで“史上最短”の衆院選。期日前投票にも影響が出ているようです。

期日前投票の割合

総務省の資料をもとに番組が算出したものですが、おととしの衆院選、去年の参院選とも、投票した人の4割前後が期日前投票を利用していますが、その“投票所”が確保できない事態が起きています。

名古屋市の場合

例えば、名古屋市の場合です。
去年の参院選では、期日前投票所が32カ所ありました。区役所・支所の22カ所に加えて、商業施設など10カ所でした。しかし、この10カ所が今回は確保できませんでした。イベントなどの予定が入っていたことに加え、システム面での問題があったといいます。

共有するシステムについて

総務省によりますと、期日前投票は、投票所の入場券が手元に届いてなくても、“宣誓書”に氏名・住所などを署名すれば、投票できます。自治体によっては、身分証の提示を求めるところもあります。ただ、同じ人が2カ所で投票する二重投票がないように、各会場で誰が投票したか共有するシステムが必要です。名古屋市は、そのシステムを改修中でしたが、個人情報などセキュリティーの確認に影響が出たそうです。区役所や支所は、すでに安全が確認できていますが、外部の商業施設などで、安全確認ができなかったことから、10カ所分の設置を見送りました。

ほかにもこの時期ならではの理由が聞かれました。

栃木県下野市の場合

栃木県下野市では、2016年から自治医科大学に期日前投票所を設けてきましたが、今回は、入学試験と投票期間が重なったため、「入試期間に不特定多数が出入りするのは避けたい」との理由で、投票所設置を断念しました。

移動投票所
福島県柳津町

福島県柳津町では、投票所に来るのが大変なお年寄りなどのために、ワゴン車による“移動投票所”を7年前から運用しています。
前回の衆院選では、131人が利用したといいます。しかし、役場によりますと、現在、柳津では1メートル近い積雪だそうです。道路の除雪はできていますが、ワゴン車を停める場所の除雪が間に合わず、今回は断念するそうです。順番を待つ人や事務員は外にいなければならないので、それも厳しいとのことでした。町は、代替措置として、2月8日の投票日に無料の巡回バスで投票所に行けるようにするとのことです。

ちなみに、衆院選と同時に行われる最高裁裁判官の国民審査は、期日前投票の期間が短く、2月1日からです。

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