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2026年1月29日 13:53

衆院選、注目激戦の宮城4区 新党キーマンvs元タレントvs4児の父 それぞれの焦り

衆院選、注目激戦の宮城4区 新党キーマンvs元タレントvs4児の父 それぞれの焦り
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 来月8日投開票の衆議院選挙。宮城4区では、新党・中道改革連合の立ち上げのキーマンの1人・安住淳氏(64)、自民党の前職・森下千里氏(44)、参政党新人・佐野誠氏(41)の三つどもえの争いとなっています。

自民の“辻立ちクイーン”

 27日の公示日。有権者と笑顔で握手をする自民党候補の森下氏。その直後の第一声では涙を浮かべていました。

「私たちが元気に、生き生き暮らしていくことが地域を元気にする。そして自然をも変えていく、元気にしていくことができるんだと強く、確信をいたしております」
2021年衆院選出馬(当時39)
「旅番組などで日本中を回らせていただいた中で、本当に日本は素晴らしい国だなと思うことがあり」

 5年前の衆院選で初めて国政に挑戦するも落選。森下氏に立ちはだかったのが、立憲民主党だった安住氏でした。その後、2年前の衆院選では比例代表で東北ブロックから出馬し初当選。去年10月に発足した高市内閣では、環境大臣政務官に任命されました。

「私は、宮城が好きです。皆さんと共に、この宮城を元気にしたい」

 当初は「落下傘候補」「タレント候補」などといわれていた森下氏。しかし今では…。

「『辻立ちクイーン』とも言われるように」
「『辻立ちクイーン』とも言われるように」
自民 桜井充参院議員
「『辻立ちクイーン』とも言われるようになりました。皆さんの所一軒一軒、歩かせていただきました」

 来る日も来る日も、街頭に立ち続けていたという森下氏。とにかく走りまくって、有権者と握手。選挙カーで移動中にも、有権者を見つけると、すぐに車を止め、降りて握手をしにいきます。

 こうした地道な努力が実を結んだのか、地元の有権者からもこのような声が聞かれました。

70代
「皆の小さい声を聞いて回っています。こまめに。辻立ちを毎日してらっしゃるし」
「人間的にいい方なので、なんか期待できそうかなと」
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“最強の援軍”登場

 だいぶ地元に根付いてきた印象の森下氏ですが…。

「(公明党からは)すごい応援していただいたので、寂しいですけど、自分でやれることはやるしかないという思いでやっています」

 これまで全面的にバックアップしてくれていた公明党が、まさかの敵陣へ。そんな厳しい戦いを強いられる森下氏にとって、選挙戦初日に最強の援軍がやってきました。

高市早苗総理大臣
高市早苗総理大臣
「皆様こんにちは。寒い中お出ましいただきありがとうございます。日本列島を強く豊かに。高市早苗でございます」

 選挙戦の初日に、高市早苗総理が応援に駆け付けたのです。

 高市氏の登場に、集まった聴衆だけでなく、目の前の専門学校の窓から手を振る女性の姿が見られました。

「森下千里さん頑張ってます。環境大臣政務官としても活躍されました。自民党の部会にも最も熱心に出る女性と言われています。森下千里を頼みます」

 高市人気を追い風に、28日も雪が降る中走り回り、支持を訴えた森下氏。

走り回り、支持を訴えた森下氏
走り回り、支持を訴えた森下氏
「一貫して私自身はやるべきことをやるということで。今回のこの選挙戦を通じても、できるだけ顔の見えるようなお付き合いの選挙にしたい」
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新党立ち上げキーマン

 一方の安住氏は、公示日となった27日、石巻駅前で第一声をあげました。

中道 前職 安住淳候補
中道 前職 安住淳候補
「斉藤代表と本当に連日連夜、いろんなお話をさせていただいて、2人で決断しました。中道をつくる。中道の大きな道をつくって、そこに多くの国民を迎え入れて、真っ当な政治をつくっていこうというのが、この中道改革連合でございます」

 今年に入って、大きく動いた政局。安住氏は、“新党”立ち上げのキーマンとして、公明党側との調整に奔走しました。

「旧立憲の支持者の皆さん、そして公明党の支持者の皆さん、本当にありがとうございます」

 元々地元で絶大な強さを誇っている安住氏。小選挙区制となった30年前、旧宮城5区から34歳で出馬し初当選。その後、負けなしの10期連続当選中の安住氏に、これまで敵対していた公明党関係者も応援に駆けつけました。

敵対していた公明党関係者も応援
敵対していた公明党関係者も応援
「人々の暮らしをちゃんと大事にして、人間中心、そしてその人々が自然と、この国を愛そうという、下からちゃんと盛り上がっていくような、国家をつくろうというのが、私たち中道の一番大事な理念です」
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公明応援も焦りのワケ

 安住氏にとって公明党の支援は、まさに「鬼に金棒」かと思いきや、こんな不安も…。

「1週間で『中道』って覚えていただくのは必死」
「1週間で『中道』って覚えていただくのは必死」
「(新党を)立ち上げたのはいいけど、まだ1週間ですから。1週間で『中道』って覚えていただくのは必死なので…」

 中道改革連合として結党大会が開かれたのは、ちょうど1週間前。党の理念などを地元の有権者に説明する時間が圧倒的に足りないといいます。

「なんとか皆さん、助けて下さい。本当に厳しい選挙です」
「今までの党とは違う新党で、中道でやるってことだから。やっぱりそういう意味では中道では初めて審判受けるんで、私自身も本当に新人のつもりで頑張りたいと思います」

 「新人のつもりで」そう話す安住氏は新人候補さながらに、とにかく走り回っています。しかし、これには別の理由もありました。

「私は本当はずっとここにいたいんですけども、代表幹事長として、斉藤さんと野田さんと約束をしたんで。寒い北海道にも、暖かい九州にも伺って仲間を助けなければならないと思っています」

 他の選挙区の候補者の応援に向かわねばならず、まさに分単位の過密スケジュールだったのです。

分単位の過密スケジュール
分単位の過密スケジュール

 挙戦初日の27日午前中に石巻駅前、塩釜駅前で演説をした後、夕方には300キロ以上離れた都内に飛び、中道の候補者の応援に駆けつけていました。

「きょう故郷の石巻で第一声上げてもっと選挙運動したかったけど、(他の候補者に)来てくれって言われて…」
「本当に全力でこの中道、名前を有限者の皆さんが覚えていただくように、総力戦で戦いたいと思っております」
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4児の父、涙の訴え

 自民・中道に割って入るのが参政党の新人候補・佐野氏です。

参政党 新人 佐野誠候補
参政党 新人 佐野誠候補
「4児の父親ですけれども、子育て真っ最中の子育て世代です」

 仙台市内の私立学校で英語講師だった佐野氏。教育者として、そして4児の父として、次世代のためにと出馬に踏み切ったといいます。

「『政治を変えることによって教育を変える』」
「『政治を変えることによって教育を変える』」
「『政治を変えることによって教育を変える』私の今回のスローガンですね。いままで既存の政党がやってきたこと、どうでしたか?私たちの益になっていましたか?私はそうは思わない、関わりがなかったから遠くの存在だったんですけど、今は違う。参政党というプラットフォームがあって、政治に参加できる。私はそれを本気でやりたい」

 去年7月、大旋風を巻き起こした参政党。

有権者(20代)
「参政党の候補の人の話は聞いてみたいと思います」
有権者(60代)
「この社会が住みにくく、私たちが住みにくくなってきているのは実感しているので、それが良くないということで立ち上がった、国民が立ち上がった政党だと私は思っていますので」

 有権者からはそんな声も声が上がる一方で、演説に足を止めて聞く人は少なく、まだ知名度不足は否めません。

「やれることを全部やる」
「やれることを全部やる」
「一人でも多くの有権者の方々に(政策・理念が)届くようにやれることを全部やる。特別な戦い方はございません」

 「やれることを全部やる」そう話す佐野氏は、必死に訴えます。

「私には息子たちがいます。彼らは投票権がないんです。未来のことを考えて参加しようとしても、18歳までですね、できないんです。だから投票権を持っている大人が、責任もって、次の世代に良いバトンを渡していかないといけない。本当にそのためにやれること全部やるんですよ。全部やるんです」

(2026年1月29日放送分より)

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