いよいよ8日に投開票が迫った衆議院選挙。16日間の超短期決戦と言われる中、各党からは消費減税などを中心とした政策が打ち出された。この選挙を契機に野党側は新党も誕生。立憲民主党と公明党による中道改革連合が生まれ、さらに減税日本・ゆうこく連合も旗揚げとなった。
『ABEMA Prime』では、この衆院選でも政党研究を実施。減税日本・ゆうこく連合からは日本保守党を離脱した後、新党の共同代表を務めることになった河村たかし氏が出演。日本における学歴社会が生む子どもたちの自殺問題などに切り込んだ。
■減税日本・ゆうこく連合に聞く“10の質問”
まずは、各党共通の10個の質問を聞いた。
Q1.自分たちの党を一言で言うと?
とても温かい保守。
Q2.自分の党の良いところ&ダメなところは?
良いところは、国会Gメンをやってきたので勇気のある、度胸のある人間が揃っている。
Q3.いきなり選挙になって、一番困った事は?
みんな権力闘争が稼業。何も困らない。
Q4.今回の選挙で、一番の推し政策は何?
ひとりの子も死なせない日本。
Q5.食料品の消費税が0になって買いたいものは?
スイカ。
Q6.生き辛いとされる現代…なぜそうなった??
教育というか受験戦争がいかん。それが一番の根源。
Q7.トランプ大統領にひと言いうなら…
いっぺん、わしと会って。
Q8.フェイク溢れるSNSやAI、どんな事に騙された?
ChatGPT、チャッピー君はものすごく使っている。騙されたことは今のところない。
Q9.現時点の情勢調査…受け止めは?
最後には急激に、減税日本・ゆうこく連合の支援者のみなさんが投票日に足を運んでくれると思う。
Q10.投票に行く気がない有権者を動かす言葉は…
これが一番難しい。今までは誰に入れても同じだったが、今度は河村さんや原口さんがいる。世の中が変わってくる。
■「子どもの自殺、一番の理由は成績・進学。高校入試の廃止を」

河村氏は日本保守党を離党し、同じく立憲民主党を離れた原口一博共同代表と新党を結成した。ただし河村氏が政策の1番手として推すのは、今回もかねてから訴え続けていた「ひとりの子も死なせない日本」のための、受験制度改革だった。
「中学生、高校生ぐらいで自ら命を絶つ子がものすごい。国が先日発表したところでは500数十人。一番の理由はいじめではなく、成績・進学だ。家庭がいいと、なんとか絶望せずにやっていけるが、家庭に問題があると、みんな飛び降りてしまう。いじめによるものは法律によって数が公開されるが、成績・進学の場合は親が『絶対にやめて』と隠す。なので、その数も倍はいるのではないか」。
受験戦争こそが子どもの自殺を招くと訴えるだけに、河村氏は制度を根本から作り直す必要があると述べる。
「高校入試は廃止しないといけない。私学はいいとして、高校まで義務教育にすればいい。アメリカではキャリアパスウェイやキャリアラボといって、人生の選択肢について学ぶ時間が毎日ある。中学1年なら1時間、2年なら2時間ぐらいだ。子どもには人生の選択肢がいろいろあること、そして途中で変えることもできると、学校で伝えていかなければいけない」。
日本で長く築き上げられてきた高校、大学の受験制度については、これがなくなるイメージがつかないという声もある中、河村氏は根本から考え直すべきだとも語る。
「受験というよりも人生の選択肢の問題だ。日本のGDPは600兆円ほど。ならば600兆円なりの仕事がある。(子どもの)人生に何がマッチするかは親が導かなければいけない。そちらの方が主眼だ。学校はギリシャ語でスコール、『休む』という意味だ。子どもたちが休みながら、自分が好きなこと・人生の選択肢を考えると思えば、何の矛盾もない。受験勉強そのものが狂っている」。
■「国をリードしているのはラーメン屋のおやじだ」

経済政策においては、「財務省や役人に支配されない国」を目指し、商売をしている人々や貧しい人々の目線に立つと言い続けている。今回の選挙戦では消費減税について各党が触れているが、河村氏はどう見るのか。
「財源がどこからという話にみんな毒されている。名古屋市で毎月100億円減税したが、この減税分がどうなるかといえば、お金の場所が変わるだけ。国でも同じ。消費税をなくすと20兆円、30兆円(減税)と言われるが、その金は国ではなく国民、銀行に戻るだけだ。銀行にあった方がいいか、役所にあった方がいいかという話。(社会保障費なども)銀行から借りればいい。根本的に役人を大事にしすぎている」。
名古屋市長時代には1500億円の減税を実施した結果、経済の活性化によって税収を3850億円伸ばしたという実績があるだけに、減税を行い、民間から立て直すという強い気持ちがある。
「銀行から金を借りると利息を払わないといけないというが、それだと日本中で商売をやっているみんなが馬鹿ということになる。ラーメン屋のおやじでも、一番デカいトヨタ自動車でも、借金をして利息を払いながら、ちょっとでもいいものを安く作り、その努力が世界を引っ張ってきた。役人や権力者が右や左に引っ張ってきたわけじゃない。国をリードしているのは、ラーメン屋のおやじだ」。 (『ABEMA Prime』より)