衆議院選挙は8日投開票です。日本維新の会の前原誠司候補(63)が9連勝している京都2区では、構図は激変し、6人が議席を争う激戦区となっています。
9連勝の前原氏「厳しい」
5日、清水寺の近くには、日本維新の会、前原誠司候補の姿がありました。
「圧勝せなあかんで」
日本維新の会 前原候補
「高市人気で自民党にすごく寄っているので厳しい戦いです」
有権者
「今回は絶対に頑張ってください」
日本維新の会 前原候補
「厳しい戦いなのでね」
京都2区は25年以上、前原氏が議席を守ってきましたが、こぼれ出るのは「厳しい」という言葉です。
「インバウンドを増やす。これはアクセル。しかしながらしっかりブレーキ、民泊規制、そして外国人土地取得規制、これを合わせてやっていく中で、東山が栄えて、東山でも住み続けていただける、そんな街を作っていく」
京都2区は前原氏が政党を渡り歩きながらも9連勝を果たしてきました。前原氏の政党は変われども、ほとんどの選挙戦は前原氏と自民、共産が議席を争う構図でした。
ところが、今回、構図が激変。中道が候補者を立て、自民でも・維新でもない層の受け皿になり、さらには前回の選挙で自民候補を推薦した公明票も流れる可能性があります。
自民、維新と違いアピール
中道は候補の中で最年少28歳の新人、河野有里子候補を擁立しました。
5日、応援に駆け付けた斉藤鉄夫共同代表(74)は、自民、維新との違いをアピールしました。
「自民党と維新の政権に対して、私たちはしっかりと非核三原則は堅持する」
立憲民主党の最大の支持基盤である連合京都も河野氏を支えます。
「今回の中道候補者は、立憲でもない、公明でもない、中道の候補者。本当に真ん中の候補者が誕生したのでは。連合としても推しやすい」
「差別を良しとするような多様性を認めない、そういう社会が広がっていることに危機感を持っているという声はすごく聞いている。そういった面でもしっかりそこはやっていきたいと思っています」
「誰一人取り残さない」
一方、自民党が今回送り込んだのは、元薬剤師で新人の藤田洋司候補(46)です。
有権者と握手をしていた藤田氏。すると、道路の反対で地元の大物が演説を始めてしまいました。5年前に引退した伊吹文明元衆院議長(88)です。あわてて、伊吹氏のもとに向かいましたが、遠く離れた横断歩道を渡り、一足遅れて隣に立ちました。
「みなさんがあと5人の人に話をしてくれたら必ず国会に行けます。みなさんのために働く国会議員になります。どうぞよろしくお願いします」
「物価高対策もそうですが、薬剤師でもあるので、医療・介護・福祉の方々、また医療・介護・福祉だけではなく、誰一人取り残さない日本、そういうことを高市総理もおっしゃってますし私も共感している。そういった部分をしっかりとうったえて、精一杯頑張っていく、最終最後まで戦い抜く、それだけのこと頑張っていきたい」
維新の役割をアピール
空前の高市人気を、前原氏は「自民党が多数になれば、いずれ維新は捨てられる。そうなりますよ」と牽制(けんせい)します。
与党内での維新の役割をアピールします。
「軍事費よりも教育へ」
共産党から出馬しているのは堀川朗子候補(39)です。
「軍事費よりも教育へ。自民党政治に突きつけてきました。京都2区は、自民党政治、維新政治に真正面から対決してきた、堀川昭子をどうか最後まで押し上げてください」
前回の選挙では自民を抜き、2位の得票で比例復活を果たしました。
堀川氏は、自身の選挙区だけでなく京都中を回って、広く共産党への支持をうったえかけています。
「愚直に自然保護を主張」
れいわ新選組の辻村千尋候補(58)はこう話しました。
「(Q.前原候補に対し選挙を勝ち抜く戦略は?)戦略はない、愚直に自分の自然保護を主張していく」
「環境基本法にしっかりと団体訴権を位置づける。自然環境がこれ以上壊されないよう、おかしなことをしている人にペナルティーを科せられるシステムをつくることを最もやりたい」
「日本をアップデート」
チームみらいの酒井勇輔候補(29)は次のように話しました。
「前原候補は強いが、そんな中どう戦うか。しっかり政策を伝えていく。今の日本の物価高だとか、AIの登場で労働環境が変化していくだとか、あるいは安全保障環境が変化していくだとか、たくさんの課題がある。ここできちんと日本をアップデートしていかなければ」
衆院選の投開票日は、いよいよ8日に迫っています。
(2026年2月7日放送分より)












