壊滅的な大敗を喫した中道改革連合。167あった議席を3分の1以下にまで減らしました。
「これだけ多くの人たちが当選できなかった。大事な人ばかりだったと思っています。その意味では、万死に値すると思っています」
大惨敗を物語るのは、旧民主党を牽引してきたベテラン議員が、軒並み落選したことです。公明党の出身者が、28人全員、比例代表で当選したのに対し、140人以上を擁立した立憲民主党側は、21人しか生き残りませんでした。
前回、立憲が30選挙区中、15勝した東京は、すべての選挙区で自民党が勝利。当選9回の長妻元厚生労働大臣ら、わずか2人が、かろうじて比例復活という結果でした。
2024年、5つの選挙区すべてを立憲が取った新潟も、自民党一色に塗り替わりました。
9日午後に開かれた中道改革連合の役員会。野田・斉藤の両氏は、この場で、共同代表を辞任する考えを伝えました。
「斉藤共同代表を巻き込んで恐縮だが、2人で覚悟を決めて、平和な国・豊かな国をつくっていこうという趣旨でスタートしたが、どうしても時代遅れ感が、2人にはつきまとった」
中道は、13日に代表選挙を行い、来週召集される予定の特別国会までに、新体制を作る方針です。
「(Q.党が分裂する危機感は)分裂しないように、丁寧に議論を進めていきたい」
「地方議員も参議院も『中道』に合流するかわからない。勝てるわけのない『中道』で選挙を戦うのは考えにくい。分党論も出るだろう」
大惨敗の理由。党の幹部は、こう話しました。
「(Q.ベテラン議員も議席を落としたが原因は)第一には、私たちが無党派層の支持を得られなかった。なぜ得られなかったのか、なぜ若い人たちの支持を得られなかったのか。時間がなかっただけでは片づけられない本質的な問題もある」
「皆さん、大逆風のなかで『もうしょうがない』という雰囲気だった。高市さんが、自分かそうでないかを選ぶ選挙だと位置づけされて、人気投票のようになったのが、無党派中心に動いたんでしょう。そこは、我々としては、つかみきれなかった」
◆自民党の歴史的勝利となった今回の衆院選。前回からの大きな変化の中身を見ていきます。
ANNの出口調査から、いろいろなことが見えてきました。
比例でどこに投票したか、年代別に表したデータです。
すべての年代で、自民党が40%前後の支持を集め、トップになりました。一方、中道は、高齢層から一定の支持を集めたものの、若者・現役世代からの支持が1割程度にとどまりました。
さらに、自民党に投票した人の年代別データを、去年の参院選と比べてみます。
去年の参院選では、高齢層が自民党に多く投票していましたが、若者・現役世代は10%台〜20%でした。今回の衆院選は、若者・現役世代も40%前後と、自民党に多く投票したことがわかります。また、若者・現役世代の男女の割合を見てみると、去年の参院選で自民党に投票したのは、男性:16.1%、女性:15.5%でした。今回の衆院選では、男性:35.9%、女性:37.2%と、男女ともに、大幅に増えました。
◆今回、若者や現役世代の多くが自民党に投票したのは、どのような心理が働いたのでしょうか。
番組で投票を終えた人に独自にアンケートを行ったところ、自民党に投票した人の多くが、高市総理を理由にあげていました。
「発信力がある。その言葉に期待している」
「実行力がある。日本を変えてくれそうな期待感がある」
「生活が楽になるような政策をすぐ実行してくれそう」
「はっきりしていて、割と好感が持てる」
このように、高市氏の行動力や発信力に期待する声が多く聞かれました。
自民党以外にも、参政党やチームみらいも議席数を大幅に増やしました。
参政党は13議席増やし15議席、チームみらいは0議席だったのが11議席に。特に、チームみらいは、比例の東京ブロックで、得票率で3位になるなど、躍進が目立ちました。その理由の1つが、特定の支持政党を持たない無党派層の動向です。比例の投票先で、トップは自民党で24%、次に、チームみらいが15%。無党派層が、チームみらいを支持したことがよくわかります。














