政治

ABEMA TIMES

2026年2月24日 12:30

「麻生氏に一歩引いてもらいたい…」高市総理が麻生副総裁に衆院議長打診 ジャーナリストが分析「麻生離れをしようとしているのではないか」

「麻生氏に一歩引いてもらいたい…」高市総理が麻生副総裁に衆院議長打診 ジャーナリストが分析「麻生離れをしようとしているのではないか」
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 衆院議長人事をめぐり、高市早苗総理は麻生太郎副総裁に就任を打診した。                   

【映像】麻生氏が議長打診を断った理由

 ジャーナリストの青山和弘氏は「今回、麻生派は新人たちなどが18人も加わって、なんと60人規模になっている。簡単に言うと、中道よりも人数が多い。そんな人数が多い中で、麻生氏を議長に推薦した」と説明する。

「慣例上、議長になると派閥から抜けないといけない。だから自民党からも1回籍を抜く。つまり衆議院全体の議長だから、党籍を離れるし、もちろん派閥の会長もやっていられない状況になる」

 さらに「あえてそれを狙った理由は、今後皇室典範の改正をするのに、議長が全政党の意見をまとめる係をやるので、今の男系男子を守るために、麻生氏中心になってやってもらいたいという思いがあったというのが公式見解だが、今回これだけの議席を取ったので、麻生氏に一歩引いてもらいたい思いがあったのではないかと今自民党内では見られている。この前の総裁選は麻生氏のおかげで勝ったところがあったけれども、ついに高市氏は麻生離れをしようとしているのではないか」と推測する。

 また「それを裏付けるもう1つの理由として、選挙期間中に麻生氏の天敵の武田良太議員が福岡にいるが、高市氏は真っ先に応援に行っている。その辺りも、麻生氏離れをしようとしているのではないかという見方に拍車をかけている」と述べた。

 元厚生労働大臣で元東京都知事の舛添要一氏は「福岡県は私のふるさとだが、いろいろな政治家がいて本当にややこしいというか。やっぱりもう麻生氏を棚上げしたいという気持ちはあると思う。いろいろやりにくい点があると思う。だから、切れれば切りたいという思いだと思う」と話した。

 青山氏は「特に消費税などは、(麻生氏は)財務大臣を長くやっていたので、減税に賛成でないのは間違いない。そういったところで、議長といえば非常に重要なポジションなので、棚上げするにもある意味都合はいい。ただ、総理大臣をやった人が議長というのは実は今まで例がないので、そこまでやるのかという声も自民党内には出ている」と証言。

 今回、麻生派に新人議員ら18人が合流した背景には、一体どのような政治的力学が働いているのか。

 青山氏は「逆に麻生派しかもう選択肢がない。そうでなければ無派閥でいるしかない。やはり派閥に入ると話のしやすい先輩ができる。最近、お金は政治資金パーティーなどをやらないようになったけども、やはり人事で、『じゃあ君、今度新しいこのポスト、僕が高市氏に頼んであげるよ』という先輩が出てくるわけだ。そういう意味では、人事とか情報交換とかの意味で頼りがいがあるというか、新人議員は右も左もわからない人もいるので、逆にもうここに集中するしかない、独り勝ち状況になっている」と説明した。

「根無し草だと、誰も自分を応援してくれない。1年生で来たけど、誰も自分のことを世話してくれない状況になるかもしれないという不安がある意味、逆に麻生派に集中する理由だと思う」(青山氏)

 今回、麻生氏が議長就任を断った理由として「麻生派は麻生氏がいなくなったら派閥の求心力が低くなるので断った。その代わり、麻生派の別の議員、森英介氏が議長になることで今回は落ち着いた。結局、麻生氏としては当然断ったという形だ」と説明した。

 舛添氏が「義理の弟、鈴木俊一氏が幹事長だから、そこのラインもしっかりしている」と反応すると、青山氏は「だから非常に今、麻生派の力は国会もそうだし、自民党内でも強いのはもう間違いない」との見方を示した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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