イラン情勢が緊迫する中、日米首脳会談が日本時間の20日未明に行われた。自衛隊の艦船派遣について話し合うとしていたトランプ大統領に、高市早苗総理大臣はどう対応したのだろうか。
1時間33分にわたり会談
まずは、日米首脳会談について見ていく。
日本時間の午前0時半前、ホワイトハウスに到着した高市総理をトランプ大統領が出迎え、2人はハグを交わした。
その後、午前0時37分から、大統領執務室で会談が始まった。記者なども交え、冒頭の様子を撮影する27分間のいわゆる“頭撮り”も含め、1時間33分にわたって会談が行われた。
当初、会談後に食事をしながら話し合うワーキングランチが予定されていたが、アメリカの意向で取りやめになり、その時間を会談に充てることになったという。
会談後に、共同会見や共同声明はなかった。ただ、経済安全保障面では、「アメリカ産原油の輸出拡大」「天然ガス発電施設の建設」「小型原発の建設」などエネルギー分野を中心に、日米で共同文書を発表した。
中東情勢への日本の支援について
会談の内容について見ていく。
まずは、注目された自衛隊の艦船派遣について。記者を交えた会談冒頭、イラン情勢について「日本からの支援に満足しているか?」という記者からの質問に対し、トランプ大統領は「きょうはその件について話し合う予定だ。日本は責任を果たそうとしている。NATO(北大西洋条約機構)とは異なる」と答えた。
では、どのようなことが話し合われたのか。
会談後の会見で高市総理は、艦船の派遣を巡るやりとりについて、「日本の法律の範囲内でできることとできないことがあるのできっちりと説明した」と述べた。しかし、具体的なやりとりについては話さなかった。
日中・日朝関係にも言及
会談では、中国や北朝鮮についても言及した。
記者からの「(会談で)日中関係についても取り上げる予定はあるのか」という質問に対し、トランプ大統領は「少し関係がギクシャクしていると思う。私は理解しているつもりだ。(訪中の際は)日本の懸念について、習近平国家主席に伝えようと思う」と語った。
一方、高市総理は北朝鮮について、会談で「トランプ大統領から拉致問題の即時解決に向けての全面的な支持を得た」としたうえで、トランプ氏に拉致問題解決に向けて「金正恩氏と直接会う気持ちが非常に強い」と伝えたという。
夕食会には著名人も出席
首脳会談の後には、夕食会が開かれた。
夕食会は日本時間の午前8時すぎ、ホワイトハウスで開かれた。
グーグルのピチャイCEO、ソフトバンクグループの孫正義氏、プロゴルファーの松山英樹選手など、経済界・スポーツ界の著名人が出席。
会場では、映画「となりのトトロ」のテーマソングや、美空ひばりさんの「川の流れのように」などが流れた。
この場で高市総理は、建国250年を迎えるアメリカにちなみ、日本から250本の桜を贈る計画について話した。
(2026年3月20日放送分より)



