「日本語を学ぶ」という発言まで飛び出し終始和やかに進んだ首脳会談。トランプ大統領は日本に艦艇の派遣を求めたのでしょうか。両国の狙いは。
夕食会で高市総理「最強のバディ」
「お迎えできて光栄です。ありがとう」
現地19日午後7時すぎから始まった夕食会。
「私からはこよい2つのアニバーサリーにお祝いの言葉をお伝えしたいと思います。1つ目は明日に控えるドナルドのご子息バロンさんのお誕生日です。立派でイケメンに成長されていると伺っております。間違いなくご両親に似たんだと思います」
そう言われて見せたのは、この笑顔。
今年建国250年を迎えたアメリカ。日本からは250本の桜が贈呈されました。
「本当は桜の花束を抱えて、『Donald!Nice to see you again』ってやりたかったんですけれども、米国は検疫が厳しくていきなり花を持ち込めないってことに気がつきました。強い日本、強いアメリカ。豊かな日本、豊かなアメリカ。私たちはこれらを実現するための最強のバディだと確信しています。ジャパン・イズ・バック!(日本は戻って来た)」
首脳会談“終始和やか”
高市総理、就任後初めてとなるアメリカ訪問。
メディアに公開された日米首脳会談の冒頭です。注目されたトランプ大統領の第一声、イラン情勢に全く触れませんでした。
「お越しいただきありがとう。選挙で大勝利を収めた特別な人です。記録ずくめの選挙でした」
さきの衆議院選挙で歴史的な圧勝を収めたと高市総理を称賛。これに対し、高市総理は英語で話し始めます。
「ホワイトハウスにお招きいただきありがとうドナルド。私の訪問はタイムリーなものです。現在の状況を考えると…」
「どうぞ。あなたには素晴らしい通訳がいる。シンゾーと一緒にいたから知っている」
「あなたの友人ですね」
安倍晋三元総理との会談でも通訳を務めた外務省の高尾直室長。トランプ大統領が「小さな総理」と呼ぶ、信頼を置く顔なじみです。
「私は世界の繁栄とそして平和に貢献できる…世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っています」
イランとの武力衝突が続く中、世界に平和と繁栄をもたらせるのはトランプ大統領だけだと伝えると、高市総理と目を合わせてニコリ。
「私は諸外国に働きかけてしっかりと応援をしたいと思っています。きょう私はそれを伝えに来ました」
トランプ大統領の心に刺さりそうな言葉が続きます。
するとトランプ大統領は…。
「イラン情勢で日本の支援に満足していますか?」
「そのことをこれから話し合います。彼らはやる気を見せていると思います。そこがNATOとは違う」
日本人記者が質問しようとすると…。
「彼は良い記者?悪い記者?」
「So So(まあまあです)」
「日本はやる気を見せているとおっしゃいましたが、今後どんな支援を期待していますか?」
「日本には4万5000人のアメリカ兵が駐留しています。日本に多額の資金を費やしているのです。私たちはそういう関係なのです。日本の石油の90%以上がホルムズ海峡を通っている。それがやる気を見せている理由だと思います」
イランへの攻撃を真珠湾攻撃に例える
「日米首脳会談、ホワイトハウスで始まりました。予想通り、冒頭長い時間がメディアに公開されました」
「攻撃するなら徹底的にやりたい。誰にも告げずに…奇襲攻撃ですよ。日本ほど奇襲攻撃を知っている国はない。なぜ真珠湾攻撃を教えてくれなかったのか」
イランへの先制攻撃を日本による真珠湾攻撃に例えたこの場面について、ニューヨーク・タイムズは「トランプ大統領のタブーを破った答えに高市総理は目を大きく見開き、深く息を吸い込んだ」と報じました。
報道陣に公開された大統領執務室での様子はおよそ30分。こんな場面もありました。
「私は日本語が分かりません。次回来る時までには習得しておきましょう」
日本の艦艇派遣は?
日米両政府は対米投資第2弾で合意。次世代型小型原子炉の建設や天然ガス発電施設の建設など、11兆円規模の3つのプロジェクトが盛り込まれました。
迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の日本での生産を4倍に増やすことでも合意。
日本もアメリカ製の防衛装備品を大量に購入するとトランプ大統領は歓迎しています。
焦点の一つ、ホルムズ海峡への自衛隊派遣について、トランプ大統領から正式に打診はあったのでしょうか。
「機微のやり取りではございますけれども、やはりホルムズ海峡の安全確保ということは非常に重要だということでございました。ただ日本の法律の範囲内でできることと、できないことがございますので、これについては詳細にきっちりと説明をいたしました」
「高市総理は言いたいことは全部言えたようだ。物おじせずにユーモアを交えて明るく何でも言えて、それで雰囲気も悪くならないという感じがいいんだと思う」
(2026年3月20日放送分より)












