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中国と日本の関係が冷え込んでからおよそ半年が経過し、膠着(こうちゃく)状態が続いています。高市早苗総理大臣や閣僚は連休中に世界各国に出向きましたが、背景には中国との関係がありそうです。
「資源獲得せよ」21カ国訪問
UAE・サウジなどを訪問
G7貿易相会合に出席
赤沢亮正経済産業大臣
「原油の着実な追加供給についても確認を得ています」
G7貿易相会合に出席
赤沢亮正経済産業大臣
「原油の着実な追加供給についても確認を得ています」
原油の追加供給について、UAE=アラブ首長国連邦から確約を得たと胸を張った赤沢大臣。日本時間の6日夜は、パリで先進7カ国の貿易担当大臣の会合に出席し、中国を念頭に日本の懸念を訴えました。
「中国の輸出管理措置については各国が問題視し、日本のみならず他国も対象になり得る点を見落としてはならないといった意見が(出席者から)表明されました」
アフリカ4カ国を訪問
茂木敏充外務大臣
「すべての日程が終了しました」
茂木敏充外務大臣
「すべての日程が終了しました」
茂木大臣は、資源獲得戦争の最前線であるアフリカ4カ国を歴訪しました。
「重要鉱物を含めたサプライチェーンの強靭(きょうじん)化や、エネルギー分野をはじめとする連携も確認することができました」
レアアースを含む資源外交の成果を強調。アフリカへの影響力を拡大させる中国に対抗し、日本の存在感を高めたいという思惑も見えます。
高市総理は、ゴールデンウィーク中に海外出張する閣僚に対し、あるミッションを課していました。
「ゴールデンウィークを活用して海外出張する際には、原油・石油製品の安定調達および新たな供給源の開拓に取り組むとともに、重要物資の安定供給に全力で取り組んでください」(先月24日)
高市総理と閣僚10人は、連休中に合わせて21カ国を訪問。最重要ミッションは「資源の獲得」です。
背景にあるのはイラン情勢の悪化と、輸出規制で日本などに圧力を強める中国のリスクです。
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訪中西村氏に専門家注目
中国との関係悪化が長引く中、資源外交を展開する日本。
閣僚による中国訪問がゼロだった中で、中国情勢に詳しいIIMインド管理大学の中川コージ上席研究員は、高市総理に近い西村康稔選対委員長が中国を訪問したことに注目しています。
「密使、総理の親書・意見を伝える役は今まで公明党や二階元幹事長だったが、ひょっとしたら西村氏が今回やった可能性がある」
西村氏の訪中目的は企業の視察と経済界との意見交換ですが、実際は高市総理の意向を受け、水面下で動いた可能性があるといいます。
西村氏を巡っては、裏金問題で処分歴がある中、高市総理が党4役に抜擢(ばってき)。厚い信任を寄せる人物です。
「閣僚が行くと目立ちすぎる。西村氏は党の四役で、自民党の重鎮であり、一番立場としてはあり得る。高市総理の話を持っていくには、西村氏が最適な人だった」
(2026年5月7日放送分より)
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