国民民主党の代表選が、来月6日に投開票される。名乗りを上げたのは、衆議院議員2期目で党政調副会長を務める橋本幹彦氏(30)と、党設立以来代表を務める玉木雄一郎氏(57)の2人だ。30歳と57歳、世代差も注目される一騎打ちとなった。航空自衛官出身の橋本氏は「国の現場が使命感だけで支えられているところを見て本当に悔しく思った」と政治を志した原点を語る。「手取りを増やす」という看板政策で支持を広げてきた国民民主党だが、その次のステージをどう描くのか。『ABEMA Prime』には候補者2人が出演し、討論した。
■「玉木党のままでいくのか」橋本氏が訴える組織改革の必要性
代表選の争点について問われた橋本氏は「『国民民主=玉木党』と言われるが、玉木党のままでいくのか、それとも玉木雄一郎さんが政界を引退されてもなお、しっかりと国民から信頼される党になるのか、ここが一番大きなテーマだと思う」と述べた。
玉木氏の功績については「支持率0.1%の時から国民民主党にいるが、支持率がこんなに増えて103万円の壁やガソリン減税が実現したのはものすごいこと」と評価する。その上で、「ただそれでも支持率5%以上にはなかなかいかない。国民民主は『対決より解決』と言ってきたが、次のステージでは『解決のために対決』をしなければならないフェーズに入っているのではないか」と訴えた。
重視しているポイントの一つという選挙制度改革についての見解を求められると、「今の民主主義への行き詰まりや不信感を変えていかないと、やりたい改革は進まない。政権を担ったら、選挙制度改革を優先順位高く取り組みたい。また地方選挙のあり方も大きく問われており、地方にできることは地方で担う、自立する地域を作り、国は安全保障など国の根幹に関わるところを深く議論できる体制にしていくべきだ」と語った。
玉木氏が消費税の軽減税率をめぐり高市政権の方針の問題点を指摘する場面では、橋本氏は「玉木さんのおっしゃることはその通りだが、それは高市政権に対して言うことだ。政権への対峙の仕方において、『ここがダメ、あそこがダメ』とやっていくスタンスから、もう一歩前に進んでいかないと国民民主党はさらに大きくならない」と指摘した。
続いて消費税減税の時期についても問われ、「持続的に実質賃金上昇率が2%に達するまで一律で消費税を減税するというのが、直近3回の国政選挙での公約。今がそのタイミングだ」と述べた。
また、現在代表を務める玉木氏の位置づけには、「玉木代表が政策も組織もあれもこれもやるというのは限界がある。『玉木雄一郎』という個人の強みが生かされるような場所でやってもらいたい」と語った。
さらに、今後の党としてのビジョンには、「手段も政策も大事だが、ビジョンがないと自民党がどんどん政策を変えて国民民主の提案を吸収したとき、自民党と何が違うのかということになってしまう」と応じた。
最後に今回の代表選の意味と意気込みについて、「決して出来レースではない。推薦人8人が大変な覚悟を持ってやってくれた。私は国民民主党が自民党に代わる政権党になるためにはこの過程が必要だと思っている。もし玉木さんを総理大臣にしたいと思っている方がいるなら、私に代表をやらせてほしい。橋本幹彦が代表をやって、玉木さんが政権を担うための準備をする余力を作っていく。玉木さんの余力も増やしていくということを訴えていきたい」と訴えた。 (『ABEMA Prime』より)