政治

ABEMA NEWS

2026年9月10日 07:30

物価高より「戦争反対」?立憲・公明の“中道改革連合”若者支持者が考える「ダメだと予想できた」理由

物価高より「戦争反対」?立憲・公明の“中道改革連合”若者支持者が考える「ダメだと予想できた」理由
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 中道改革連合と、その母体である立憲民主党・公明党の3党合流をめぐる協議が決裂し、事実上の解体となった。SNS上では「支持者への裏切りではないか」「クラウドファンディングで1億円集めてすぐ分裂とは詐欺ではないか」といった厳しい声が上がっている。
 
 一方で、支持者の間でも受け止め方はさまざまだ。『ABEMA Prime』では、中道や立憲を支持してきた3人の若者を招き、今回の分裂をどう受け止め、有権者のニーズにどう応えるべきだったのかについて考えた。

【映像】大学生がキッパリ「中道のダメなところ」

■「本気で政権を取りに行くと思った」

ササキさん

 会社員のササキさん(20代)は、今回の分裂で中道に失望し、支持をやめたという。「もともと二大政党制を望んでいた。政権交代のサイクルによる“浄化作用”を期待していたためだ」。

 新党結成については「立憲として政権を取るに越したことはなかったが、与党を経験している公明党の力が入ることで、本気で政権を取りに行くのだと思った。政権がかなり力を持ってしまった今、その対抗軸にもなるのかなと思っていた」と、当初の期待を明かした。

 しかし現状については、「選挙で負けた結果、『同じ目標』よりも『細かい違い』を探すことに、3党が躍起になっている。合流にあたってのコミュニケーションも不足していた」と厳しく評価。「今は支持できない。個々には立派な議員も多いため、人物本位で応援している」と語った。

■「6:4でダメだと思っていた」

氷見輝裕さん

 「分裂には反対だが、立憲の支持は続ける」という大学生の氷見輝裕さんは、「政権交代可能な野党を作る目的からして、今すぐでなくとも合流すべきだった」と述べたうえで、「積極的支持ではなく、現状で一番マシな選択として、立憲系を支持する」と説明した。

 結果については「正直、6:4でダメだと思っていた」と明かし、「相当規模の政党同士が一緒になるのには、1〜2年じっくり協議すべきだ。しかし来年4月の統一地方選挙というタイムリミットが定まり、焦ってしまった。統一選後の協議でよかったのではないか」と語った。

 3党の政策面には「個々の政策に違いがあるのは事実だが、『原発ゼロ』と『将来的な廃止』は矛盾せず、安全保障についても3党は必ずしも対立しない。ただ、人間は少し違ったように見えると、感情的に対立してしまう」と指摘した。

 分裂を理解しつつ、立憲支持を続けるという大学生の百瀬海さんは、「統一地方選の立候補予定者は『公明と立憲では文化が違う』と言っており、皇室典範をめぐる法案などでも賛否が分かれた」と事情を説明する。そのうえで「野党第1党として、政権交代可能な器を作っていきたい」と支持を続ける理由を語った。

■「具体的政策は自民党と8割変わらない」

百瀬海さん

 では、なぜ野党は勝てなかったのか。百瀬さんは「『生活者ファースト』を掲げたが、あまり生活者に届く政策を出せていなかった。(7月に中間とりまとめが公表された)“中道政権ビジョン”も理想的な内容ではあったが、自民党にも当てはまる内容だった」と反省点を挙げた。

 ササキさんは、物価高対策について「高市早苗総理が『外為特会は円安でホクホクだ』と言った時に、中道は『円安を止めれば物価高を緩和できるのでは』と言うべきだった。しかしその時、多くの議員は『戦争反対』を強く訴えていた。国民にとっては明日起こるか分からない戦争より、目の前にある物価高だ」と指摘した。

 氷見さんは、旗印として掲げるべきものについて「具体的な政策は自民党と8割は変わらない。大事なのは政策より『色の付け方』だ」と主張。「自民党の『国家が大事』に対抗するなら、我々は『ひとり一人が大事』。個人の生活や尊厳、豊かさが失われてはいけない、と改めて訴えていくべきだ」と語った。

 ササキさんは最後に、「中道はまだ党員制度もしっかりできておらず、意見を吸い上げる機能が希薄だ。SNSで発信し、仲間たちと集まって団結して訴えていこうとしているが、それが49人の国会議員に届いているかと言われると、何とも言えない」と現状の課題を口にした。

(『ABEMA Prime』より)

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