国産牛BSE検査対象を月齢「48カ月超」緩和案[2013/04/03 14:19]

 国産牛のBSE=牛海綿状脳症の検査について、食品安全委員会の調査会は、検査対象を現在の月齢「30カ月超」から「48カ月超」に緩和しても問題ないとする評価書案を取りまとめました。

 国産牛のBSEの検査対象は、今月から月齢「30カ月超」に緩和されています。食品安全委員会の調査会は、これをさらに緩和した場合の影響について議論を進めてきました。調査会は3日、餌(えさ)の規制などの対策が継続されていれば、今後、BSEが発生する可能性はほとんどないとしたうえで、検査対象を48カ月超に緩和しても人への健康影響は無視できるとした評価書案を取りまとめました。今後、食品安全委員会はパブリックコメントの手続きを経たうえで、厚生労働省に答申する方針です。これによって、現在、行われている国産牛の全頭検査の体制は大幅に縮小される見通しです。

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