安全基準より厳しく 新たな高速バス制度スタート[2013/08/01 05:50]

 関越道での高速バス事故などを受け、1日から、安全基準をより厳しくした新たな高速バス制度がスタートします。

 去年4月、関越道で高速ツアーバスが側壁に衝突し、乗客7人が死亡しました。運転手の居眠りが原因とされています。背景に激しい値下げ競争があるとみられ、国土交通省は、安全を最優先にした新たな制度の導入に踏み切りました。新しい制度では、乗客を集める旅行会社などが運転手の健康管理を含め、バスの安全運行すべてに責任を負います。一方、厳しい安全基準の導入で、これまで高速ツアーバスを運行していた事業者の約7割が撤退し、利用者からは不安の声も聞かれます。
 利用者:「いつも利用してたんですけど、値段が少し高くなると聞いて、そちらのほうが心配です」「1カ月に1回くらい乗っていたんですけど、なるべく今のままでいてくれれば」
 国交省は、「増便している会社も多く、影響は少ない」と話しています。

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