来年3月拡大の羽田国際線発着枠 ANA11便、JAL5便[2013/10/03 00:05]

 来年の3月に拡大される羽田空港の国際線発着枠について、一日あたり全日空に11便、日本航空に5便配分されることが決まりました。

 発着枠の配分を巡っては、全日空が公的支援を受けて再建した日本航空との競争環境のゆがみを是正するため、「極力多く配分してほしい」と主張していたのに対し、日本航空は割り振る便の数を均等にするよう求めていました。国土交通省は、今回決める16便の枠について、全日空に11便、日本航空に5便を配分すると発表しました。国交省は、差をつけた理由を「財務体質に違いがあり、今後、競争がゆがめられる恐れがあるため」としていて、全日空側の主張に沿った形になりました。これを受けて日本航空は、「均等な配分から大きくかけ離れた不公正な内容で、到底承服できるものではなく、誠に遺憾」とコメントしています。羽田空港の国際線は都心に近く利便性が高いため、「ドル箱」路線といわれています。

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