ストーカーから身を守るには…3つの危険度サイン[2013/10/14 17:04]

 ストーカーの被害者を支援するNPO法人によりますと、別れ話の末のストーカー行為の危険度は、言動から3段階に分類されるということです。

 まずは、別れを切り出しても「やり直してほしい」などと加害者が渋る段階。この時は相手を批判せず、「好きではないので別れてほしい」など正直に思いを伝えることが必要です。話し合う際には周囲に人がいる場所で会う。気持ちを伝えた後には相手と会わない。また、電話やメールの着信拒否など一方的な対応は、相手が逆上する恐れがあるため、避けるべきだとしています。
 続いては、相手が「責任を取れ」「会えないなら死ぬ」などと言ってきた時です。被害者は、ストーカー規制法による警告を警察に出すように求める。そして、弁護士などに相手との間に入ってもらい、嫌がらせをやめるように求めるとしています。この段階は、2人で冷静な話し合いはできない状況だということです。
 そして、3段階目は、相手が「殺す」などと脅すような言葉を使ってきた時です。この際、相手の「不快な写真をばらまく」「暴力を振るう」などの行動にも注意が必要です。被害者は、身を守るために知人宅などに避難して居場所を知られないようにしてください。警察に被害届を出して、相手の摘発を求める段階だということです。どの段階においても、ストーカー行為の証拠を記録しておくことが欠かせないということです。

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