「国民生活への影響少なく…」両陛下の意向で火葬に[2013/11/15 00:00]

 天皇皇后両陛下の葬儀について、宮内庁は土葬ではなく、火葬にすることに決めました。「国民生活への影響を少なくしたい」という両陛下の意向を受けたものです。

 両陛下の火葬は、東京・八王子市の武蔵陵墓地に専用の施設を一時的に設置して行われることになります。歴代の天皇・皇后は、江戸時代から土葬が続いていましたが、両陛下は、墓にあたる陵の敷地の問題などを考慮され、火葬での葬儀を希望されていました。また、陵は、昭和天皇と香淳皇后の陵を合わせた敷地の8割程度の大きさとして、一体的な構造にします。
 明治学院大学・原武史教授:「見直して象徴天皇制の身の丈に合った葬儀の在り方を検討されたのでは」
 宮内庁は、両陛下の「極力、国民生活への影響の少ないものにしたい」という強い意向を受け、葬儀などの方法について検討を進めていました。

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