社会

2013年11月21日 08:00

冷却プールから核燃料取り出す…映像を初めて公開

2013年11月21日 08:00

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 東京電力福島第一原発4号機の冷却プールに残された核燃料を取り出す水中映像が初めて公開されました。

 燃料保管用のプールに上から金属製のアームが下りてきて、燃料体の取っ手をつかみます。取っ手が引き上げられると、燃料を覆う黒っぽい金属製の板が姿を現しました。長さ約5メートルの燃料体1体を引き上げるのにかかった時間は約7分です。3日間の作業で取り出した22体の燃料体は、現在、放射性物質が外に出ないよう円筒状の金属容器に詰められています。今後は、最も危険な容器ごと32メートル下のトレーラーの荷台に下ろす作業を経て、震災や原発事故の被害の少なかった隣の建物のプールに移して保管します。

撮影:東京電力

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