買収資金提供を了承か 「徳洲会」徳田虎雄前理事長[2013/12/05 11:54]

 医療法人「徳洲会」の公職選挙法違反事件で、徳田虎雄前理事長が買収資金について、選挙後に「今回は5000万円で済んだ」などと話していて、不正を認識していたとみられることが分かりました。

 徳田毅衆院議員の母・徳田秀子容疑者らは、虎雄前理事長と共謀し、去年の衆院選を巡り、買収資金として合わせて6000万円を提供した疑いが持たれています。6000万円の一部は、鹿児島の県議や市議らに渡ったとされていますが、関係者によりますと、選挙後に虎雄前理事長が買収資金について「今回は5000万円で済んだ」などと周囲に話していたということです。また、虎雄前理事長の会話を記録したパソコンには、買収資金について報告を受けた際のやり取りが残っていて、特捜部は、虎雄前理事長が買収資金の提供を了承していたとみています。

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