テレ東に「放送倫理上問題あり」オウム報道で見解[2014/01/22 00:05]

 オウム真理教の後継団体「アレフ」を特集したテレビ東京の番組について、BPO=放送倫理・番組向上機構は信者のプライバシーを巡り、「放送倫理上問題あり」とする見解を発表しました。

 これは、テレビ東京の報道番組で放送された隠し撮り映像や両親への手紙の公開などがプライバシーの侵害にあたるとして、アレフの在家信者の男性がBPOの人権委員会に申し立てていたものです。番組では顔にボカシを入れるなどしているものの、出身大学を想起させる映像や友人との写真など、男性を特定できる情報が放送されました。このため、人権委員会では「プライバシーへの十分な配慮があるとはいえない」として、「放送倫理上問題あり」と判断しました。これについて、テレビ東京は「今後の取材と放送に生かして参ります」とコメントしています。

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