東京・池袋で脱法ドラッグを吸った男が車で暴走した事件を受けて、厚生労働省は、男が使用した脱法ドラッグに含まれていた成分を違法薬物に緊急指定することを決めました。
池袋の事件で使用された脱法ドラッグに含まれていた2つの成分は、これまで薬事法では違法薬物に指定されていませんでした。厚労省は15日、この2つの成分を新たに違法薬物に緊急指定することを明らかにしました。緊急指定は初めてのことになります。違法薬物の指定には、成分を分析したうえで専門家が検討するなど、通常、数カ月の手続きが必要でしたが、事件や事故が相次いでいることから、手続きを迅速化したということです。厚労省は、今後も指定の迅速化を目指す方針です。
厚労省提供
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