「次こそ優勝を」 錦織圭の地元、早朝から大興奮[2014/09/09 11:48]

 全米オープンテニスの男子シングルス、日本人初の決勝に臨んだ錦織圭選手はクロアチアのマリン・チリッチ選手にストレートで敗れました。錦織選手の地元、松江市でも9日早朝から多くの人が熱い声援を送りました。

 (社会部・前山裕一記者報告)
 松江市では、午前5時半の開場より前に入り口には行列ができていました。試合開始前には用意された800席がすべて埋まり、約100人が立ち見で声援を送りました。会場では小学校時代のコーチや担任の先生らが画面を食い入るように見つめ、錦織選手がポイントを取るたびに大きな歓声を上げていました。試合が終わった瞬間には、皆さん残念な表情を浮かべていましたが、すぐに健闘をたたえる大きな拍手が沸き起こりました。
 小学生時代のコーチ・柏井正樹さん:「本当に相手が強かった、仕方ないと思う。きょうは彼の日ではなかったけれど、そのまま階段を上り続ける目標は、はっきり見えていると思う」
 観戦していた人:「圭君もすごく調子良かったので、相手がさらに上手だったと思う」「次は絶対に優勝して下さい、お疲れ様でした!」
 午前10時ごろから松江市内のショッピングセンターなどで号外が配られ、多くの買い物客らが足を止め、地元のヒーローの活躍に目を通していました。松江市は市民栄誉賞を贈ることも検討していて、地元の熱はまだまだ続きそうです。

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