30代前半までの正社員のうち、4人に1人が転職を希望[2014/09/25 18:48]

 30代前半までの正社員のうち、4人に1人が転職を希望していることが厚生労働省の調査で分かりました。

 厚労省が全国の15歳から34歳までの正社員2万4000人を対象に行った調査によりますと、回答者のうち、25.7%が「転職したいと思っている」と答えました。4年前の調査とほぼ横ばいの数字です。年齢別にみると、25歳から29歳の層が30.1%で最も高く、転職を希望する理由は「賃金の条件が良い会社に変わりたい」が最も多くなっています。一方、正社員の定着のために対策を取っている企業は70.5%で、4年前の調査から8ポイント近く上昇しています。しかし、対策の内容は「職場での意思疎通の向上」や「本人の能力にあった配置」などが多く、正社員の求める条件と企業の対策がミスマッチしていることがうかがえます。また、正社員以外の労働者に今後の働き方の希望を聞いたところ、「正社員と働きたい」が47.3%と約半分を占めました。また、転職経験がある人に初めて勤務した会社での勤続期間を聞いたところ、4人に1人が「1年未満」と答えました。

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