岐阜側の登山口 救助と下山すべて終える…[2014/09/28 17:35]

 御嶽山の主な登山道は岐阜県側、長野県側合わせて5つあります。御嶽山で一夜を過ごした登山者らが下山してきた岐阜県側の濁河温泉登山口から報告です。

 (高羽佑輔記者報告)
 岐阜県下呂市の登山口では、28日にすべての人が下山を終えました。現在、岐阜県側では、山に取り残されている人は、警察、救助隊含めて1人もいないということです。28日はまず、昼前に取り残されていた登山客らが下山を終えました。
 下山した登山者:「すごい爆音が聞こえて、見たら噴煙が上がって。ザックを頭の上に乗せて、中に入れていた魔法瓶がペチャンコになった。このザックが(頭を守り)命を守ってくれた」
 午後2時半ごろには、最後まで残っていた山小屋の管理人の男性らも下山しました。そして、27日夜の状況も少しづつ明らかになってきています。登山客らが身を寄せていた山小屋では、けがの度合いが大きかった女性に対して、管理人の男性が応急処置をしたうえで、「気分はどうですか。寒くはないですか」などと声を掛け、何とか夜を乗り越えたということです。28日、岐阜県側では、すべての人が下山を終えました。

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