天皇皇后両陛下 長崎の被爆者老人ホームを訪問[2014/10/12 00:41]

 長崎県を訪問中の天皇皇后両陛下が被爆者のための老人ホームを訪れ、懇談されました。

 この施設は、69年前の原爆投下による被爆者のために建てられ、現在も、343人の高齢者が入所しています。戦争の悲惨さを子どもたちに伝えるために当時の被爆体験を劇で演じている女性に、陛下は「世代がかわると昔のことが分からなくなってくるので、大事なことですね」とねぎらわれていました。その後、宿泊先のホテルでは、1991年に雲仙・普賢岳が噴火した時の島原市長が出迎え、「災害で大変でしたね。病気されたそうですが、元気になられましたね」と声を掛けられていました。両陛下は国体の開会式や競技をご覧になった後、13日に東京に戻られる予定ですが、台風の進路によっては一日早めることも検討されているということです。

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