氷点下の寒さの中…御嶽山、2000人態勢で捜索[2014/10/16 11:53]

 7人が行方不明となっている御嶽山の捜索が16日朝、最大規模の約2000人で再開しました。現場は、氷点下の寒さと雪で冬の環境になっています。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 御嶽山から南東に5km離れた長野県王滝村のスキー場です。御嶽山は15日に続き、雪をかぶりました。16日朝は8合目から上が雪で白くなりましたが、この時間はもとの山肌の色の灰色になっています。標高3000mの山頂付近は一日中、氷点下になるとみられています。ヘリでの大量輸送を試みた15日までと違い、16日の捜索はすべて地上からです。長野県側と岐阜県側の3つの登山道から入山し、午前6時から捜索活動が始まりました。現場に入る捜索隊は約950人と過去最大で、後方支援の1000人を含め、総勢2000人近い態勢で行方不明者を捜します。15日は悪天候のため、2時間ほどで中止になり、本格的な捜索は4日ぶりとなります。御嶽山は冬山に姿を変えつつあり、捜索関係者は16日が勝負の日になるとみています。

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