朝鮮総連中央本部の競売 最高裁が売却を認める[2014/11/05 13:48]

 朝鮮総連中央本部の土地と建物の競売で、最高裁は、高松市の不動産投資会社に売却を認める決定を行いました。代金が納付されれば総連側は所有権がなくなり、移転を余儀なくされます。

 東京・千代田区にある朝鮮総連中央本部の土地と建物の競売では3月、東京地裁が22億1000万円の値を付けた高松市の不動産投資業「マルナカホールディングス」に売却を許可しました。総連側は、代金が安いことや手続きに問題があるなどとして不服を申し立てていましたが、最高裁は、4日付でこの申し立てを棄却しました。これでマルナカへの売却が確定し、今後、1カ月とされる期限までに代金を納付すれば所有権の移転が確定し、総連側は退去を迫られます。さらに、総連側が退去に応じない場合、マルナカ側は「引き渡し命令」を裁判所に申し立てることができます。

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