初当選の翁長氏 辺野古への移設阻止でどう動く?[2014/11/17 15:56]

 前那覇市長の翁長雄志氏は、辺野古への移設阻止を訴え、大差をつけて初当選を果たしました。1996年、日米両政府が普天間返還に合意し、移設先として辺野古が浮上してから18年。転機となったのは2009年、「最低でも県外」と訴えた民主党の鳩山政権の登場でした。鳩山総理大臣は当初、辺野古以外に「腹案」があるとして国内外の様々な場所が日米間で検討されましたが、結果は辺野古移設に逆戻りとなりました。しかし、「県外移設」に傾いた県民感情は強く、前回の2010年の知事選では、仲井真弘多氏も「県外」を求めて再選されていました。ところが、第2次安倍政権になると、自民党沖縄県連などが辺野古容認に再び転換。仲井真氏も去年末、政府の基地負担軽減策を受け入れて辺野古の埋め立てを承認しました。政府はすでに埋め立てに向け、8月にも辺野古周辺で大規模なボーリング調査を行っていて、辺野古への移設阻止を掲げる翁長氏がどう動くかが注目されます。

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