MRI投資詐欺の裁判 東京高裁が審理差し戻し[2014/11/17 19:02]

 アメリカの資産運用会社「MRI」の投資詐欺事件を巡り、投資家が出資金の返還を求めた訴訟で、東京高裁は、日本の裁判所で審理しないとした1審の判決を取り消しました。

 MRIインターナショナルによる投資詐欺事件では、日本人投資家8700人の資産1300億円余りが消失したとされ、一部の投資家が出資金の返還などを求める訴訟を起こしました。1審の東京地裁は1月、出資金が管理されていたアメリカのネバダ州で裁判するという合意があり、日本の裁判所では審理しないとして訴えを退けていました。しかし、東京高裁は17日の判決で、「原告がアメリカで審理に対応するのは大きな負担になる。日本の裁判所での審理の途を絶つことは、甚だしく不合理である」などとして1審判決を取り消し、審理を東京地裁に差し戻しました。原告で投資家の男性(75)は「我々の主張が認められ、改めてスタートラインに立って裁判が始まる」と述べました。