白馬村で仮設住宅着工へ 地区単位での生活望む声も[2014/11/28 11:52]

 長野県北部で震度6弱の地震が発生してから7日目です。白馬村では今後、建物の解体と仮設住宅の建設が本格化します。

 (仁科賢人記者報告)
 白馬村は、28日朝も27日に引き続き天気に恵まれ、午前8時ごろから、住民が壊れた自宅の片付けをしていました。全壊の住宅は来週に取り壊しが始まる予定で、家財道具などの運び出しを急いでいます。村は、来月にも仮設住宅の建設を始めると明らかにしました。豪雪地帯のため、雪の重みに耐えられる造りにして、場所は小学校のグラウンドなど平らな土地で検討しています。村が避難している95世帯に実施した調査によりますと、半数が仮設住宅やホテルなどの二次避難所に移り住むことを希望しています。しかし、住民同士の連携が取れなくなることなどを理由に、地区単位での集団生活を望んでいる人も少なくありません。村は意向の取りまとめを急いでいます。一方、隣の小谷村では、今も102人が避難しています。雪が降ると建設作業に支障が出ることから、仮設住宅は建てない方針です。ホテルや旅館を確保したり、住宅を補強することで対応します。

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