東京女子医大「特定機能病院」承認の是非を議論開始[2015/02/03 21:01]

 医療事故で2歳の男の子が亡くなった東京女子医大と肝臓の手術後に患者が相次いで死亡した群馬大病院について、「特定機能病院」の承認を取り消すかどうかの議論が始まりました。

 東京女子医大では去年2月、2歳の男の子が子どもへの使用が原則禁止されている麻酔薬を投与された後に死亡しました。東京女子医大は、高度な医療を提供する特定機能病院として厚生労働省に承認され、診療報酬の優遇措置などを受けていますが、3日、医療事故を受けて特定機能病院の承認を取り消すかどうか専門家による議論が始まりました。今月23日に病院長を呼んでヒアリングを行うことも決まり、立ち入り検査の結果などと合わせて判断されます。また、同じ医師による肝臓の腹腔鏡(ふくくうきょう)手術後に8人が死亡している群馬大学病院についても、同じ会議で承認取り消しの議論が始まりました。

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